Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

さんさんピッチ 年末スペシャル版資料 | STEEPV

 

ホームグラウンドの1つである「3×3Lab Future」のイベント「さんさんピッチ 年末スペシャル版」でショート・プレゼンをやることになりました。 f:id:dubbed_pachi:20210429104531j:plain

さんさんピッチvol.5〜年末スペシャル!〜 SPARKLE×3×3Lab Future 2019年12月4日(水) 18:30-21:00

 

これまでのキャリアが今の自分をどう形作っているのか? 現在力を入れて取り組んでいるのはどんなことか?

-- イベント案内ページのこの説明を読んで、「たしかにほぼ毎週、最低2〜3人には『パチさんのやってることの全体像が掴めません…』と言われることだし、今回はそれをテーマに自分のやってきたこととやっていることを話す10分間にしようと決めました。

 

ただ気になるのは、今回のスピーカーがみんな「濃い」こと。

そしてどうやら登壇順が一番最後らしいんです。

うーむ、きっともうみんな「こってり味でお腹いっぱい」になっているんじゃないかな…!?

 

そんなわけで、「あっさり薄め味」なトーク資料を作りました。

頭の中を整理するために、ポイントをここにも書いておこうと思います。

(正しく表示されない場合は、こちらのSlideShareのリンクをご覧ください。)

 

「STEEPV」をご存知ですか?

STEEPVはSocial(社会)、Technological(技術)、Economic(経済)、Environmental(環境)、Political(政治)、Value(価値観)の頭文字を取ったものです、現状分析や未来洞察などに頻繁に用いられるフレームワークです。

モノゴトを多面的かつ包括的に捉えることができるので、ブレインストーミングやキードライバーを考える際など、色々な場面に応用が効くものです。

ただし今日は、それを私が現在やっていること/やってきたことにはめこんでみました。

 

Social(社会)

去年までIBM社内での「社内ソーシャルメディアの推進役」をやっていて、社内外にそこで得た知識や経験、方法論を紹介するコンサルタントをやっていました。

社内ソーシャルメディア推進の根底にあったのは、組織開発や人材育成、ナレッジマネージメントやイノベーション推進です。IBM社内では昨年いっぱいでその仕事を行なう機会がほぼなくなったので、現在は組織風土改革や組織開発の仕事はフリーランスコンサルタントとしてお受けしています。

 

Technological(技術)

IBMでの現在のミッションは、「Watson IoT」というAIの力を活用したIoT(モノのインターネット)事業のインハウス・エディターです。取材をして、社内外向けに週数本の記事を書いたり編集したりしています。

また、さまざまな人や組織との「つながり」を太くしたり伸ばしたりして仲間を増やし、Watson IoTのコラボレーションの輪を拡げていく役割りも持っています。

 

Economic(経済)

金銭的な報酬という観点での「経済」では、私は単発契約の「フリーランサー」として、それからIBMの「正社員」として、そしてもう一つエンゲージメント・ファーストという会社と「アドバイザー契約」を結んで仕事をしています(なお、これはあくまで金銭的報酬による「狭義の経済」の話で、金銭ではなく「心の栄養」や「信頼の醸成」や「未来への希望」を報酬とする仕事もたくさんさせてもらっています)。

こういう複業スタイルが世の中に拡がればいいなと思っているので、積極的にみんなにもオススメしています: #複業しているワケ

 

Environmental(環境)

SDGsを支援しています。パーソナルコミットメントとしてゴール16の「平和と公正をすべての人に」、ゴール10の「人や国の不平等をなくそう」、ゴール12の「つくる責任 使う責任」、ゴール4の「質の高い教育をみんなに」の4つに対し、自分自身のマニフェストを作っています。

資料に書いた「身体を使って自然を楽しむことが<贅沢品>にならないよう、天然資源や食料の大切さを意識し生活する」は、ゴール12の「つくる責任 使う責任」に対する私のコミットメントです。

 

Political(政治)

一般的な「政治的活動」とは違うのかもしれないけれど、私はデンマークに「しあわせな働きかた」を探しにいき、それが政治、教育、職業制度、税制などの「さまざまな社会制度が統合的にデザインされて」成り立っていることを知りました。

そして働きかたへのアプローチ単体では「しあわせな働きかた」は実現しないだろうってことを感じて帰ってきました。

 

私が思うデンマーク社会のキーワード:

#民主主義 - 自分たちで考え、選び、DIYし続ける。

#個人主義 - 個人として自立しながら社会の利益も考える(利己主義ではない)。

#ヒュゲ - 自分も無理せず周りにも無理させず、そのときその場所を共によいものに。

「成熟した民主主義」は、自分自身を知ることと、それを周囲に伝えることから始まると思っています。 そしてその土台は、自分自身のままでいられる場所や関係性を、増やしていくことにあるんじゃないでしょうか。

 

Value(価値観)

世の中は動き続けているけれど、それをどう受け止めるかは人びとの価値観次第です。私は「民主主義」「個人主義」「ヒュゲ」な社会が拡がるように活動しています。

なぜなら、それを実践する人たちに囲まれて暮らすのが自分にとって心地よいから。そしてそれは、みんなにとっても心地よい社会なんじゃないかな? と思うから。

 

私が思う心地よい社会へのキーワード:

#幸福中心主義 - 何が自分を幸福にするもの/ことなのか理解するところから。

#混ぜなきゃ危険 - あなたの非常識は誰かの常識。知らない世界へ混ざりに行こう。

#FutureDesigner - 未来は今ここで作られている。欲しい未来へとつながる<波紋>を。

 

Happy Collaboration!