その後 : 私が活躍できる仕事をIBM社内で探しています
2週間前に書いた『私が活躍できる仕事をIBM社内で探しています』にはたくさんの反響をいただき、本当にありがとうございました!
想像よりはるかにたくさんの、新旧のそして社内外の友人たちからの応援メッセージに、たっぷりの多幸感を味わわせていただきました。そして今もそれは続いています。
正直、社内で活躍できる仕事が見つかろうが見つからまいが、これを味わえただけでもう十分ブログに書いた甲斐がありました。
だって、こんなにたくさんの人が私のチャレンジに興味を持ってくれて、応援してくれて、かっこいいって言ってくれて。さらには一緒に仕事しませんかって連絡をもらえて…。
何回か、本当に感激のあまり泣いてしまいました。
先日の記事にも書いたように、今回の発信には主に3つの目的を持っていました:
- IBM社内で活躍できる仕事を見つける
- 社内転職に新しいスタイルを提示する
- 社会に新しい働きかたへのアプローチを提示する
結果をお伝えすると、3つのすべての目的を果たすことができました。
そしてさらに、前述の幸福感に加えて別の素晴らしいオマケも得ることができました。
それらについて紹介させてもらいますね。
■ IBM社内で活躍できる仕事を見つける
社内のいくつかのチームにお声かけいただき、チームが求めているものと私が求めているものの接地点を確かめたり、その広げ方について擦り合わせたりをさせてもらいました。
正式な社内プロセスはまだ完了していないものの、何回かお話させていただいた後「お互いの強みとこだわりを活かしていくやり方を共創的に発展させていきましょう」という熱いオファーをいただいたチームにジョインすることとしました。
仕事内容はこれからまだまだ変化していくと思いますが、「メッセージを伝え、つながりを強くし、組織にも社会にも価値を提供する機会」をIBM社内で常に探し、増やし続けていこうと思っています。そしてそのチャンスもたっぷりありそうです。
というわけで、今後も広義における「エナジャイザー(場や人びとに力を充填する人)」として頑張ります。
■ 社内転職に新しいスタイルを提示する
IBM社内には社内公募制度があり、異動の機会はたくさん用意されています。それでも実際には、異動の多くは公募ではなくクローズな形で進んでいるのが実態ではないかと感じています。
ただ、「仕事が人に呼びかける(仕事→人)」公募制度に加え、今回のような「人が仕事に呼びかける(人→仕事)」スキルや考えの発信の、両方が共存している会社や社会の方が、健康的じゃないだろうかと私は思っています。
前者の「仕事が人に呼びかける(仕事→人)」方が当面はマッチング確率は高いだろうとは思っていますが、今後、会社や仕事の在り方や捉え方が変わってくると、後者(仕事→人)のマッチングもより高くなっていくと思うのです。
とくに、社内複業制度が企業内に広がっていき、そして同時によりダイナミックなプロジェクトベースの働きかたや流動性が社会で高まっていけば、企業側にも働く人の側にとっても「まず価値観ありき」や「まず人ありき」が成功のポイントになっていくのでしょうから。
■ 社会に新しい働きかたへのアプローチを提示する
私はいくつか複業をしています。 仕事の中には、一風変わったソーシャル転職エージェントというのもあり、転職検討中の方の話を聞いたり、相談に乗ったりする機会も少なくありません。
そこで私がよく質問するのが「社内転職の可能性はちゃんとあたってみた?」です。
なぜなら、「社内で転職する」って可能性を最初から除外している人が相当数いるから。
最近読んだ本に<「ある状態でいる」は「ある状態になる」よりも、はるかに長く続く>と書かれていました。
なるほど人は「ある状態になる」ことに対して高い高揚感を抱くものですが、「なる」ってさほど心理的には幸福感は長く続かないんですよね(これは反対の不幸感も同じですが)。それを考えると、高揚感や幸福感が消えて、日常となったときのことを想像することが大切です。
転職によって変わることって、想像よりもたくさんあるみたいです。外に出てから「ああ、自分はxxxを気に入っていて重要視していたんだな」ってことがけっこうあって、自分が「好ましい状態でいる」ことにそれがかなり寄与していたって話はちょくちょく耳にします。
「異動に失敗したら、そのあとの人間関係が大変そう…」とか、 「今の条件は悪くないんだけど、今の業務にはもう情熱が持てない…」とか、そういう理由だったら、まずは今いる場所でキョロキョロと周りを見渡し、やりたい仕事や自分が必要とされていそうな業務をまずは探してみた方がいいんじゃないかな。
■ 素晴らしいオマケ: 自分の現在地を理解する
今回1番ビックリしたのは、「パチさん、社外に出ることになったら連絡してください。一緒に仕事しましょう」と何人かの方が言ってくれたことです。
社交辞令的なのはあるだろうと思っていたけど、具体的な話として連絡してくれる方も少なくなくありませんでした。勇気を貰えたしすごくありがたかったです!
そして自分が「一緒に仕事をする相手」としてどう捉えられているか、何を期待して貰えているのかの一端を知ることができました。
でも、1つお伝えしておきたいことも。
前述したように私は複業家で、相手が私の価値を認めてくれていて、私も価値を提供できそうだと思えれば、IBM外の仕事も引き受けて取り組ませてもらっています。
今回、IBM社内に軸足を残すこととなりましたが、社外でも自分も周囲もしあわせにできるチャンスがあれば、今後も積極的に複業の幅を広げていきたいと思っていますので、コラボレーションできそうな機会があればぜひお声かけください。
有償無償はケースバイケースですし、中長期的にプロジェクトとして取り組むものや単発のものなど、これまでにご一緒させてもらっているものもさまざまです。
ぜひ、『私が活躍できる仕事をIBM社内で探しています』に書いた私の得意なことやこだわりがフィットしそうなものがあれば、お気軽にご連絡ください。
みんな本当にありがとう! Happy Collaboration!