登計(とけ)トレイルって知ってる?
トレッキングが好きになってかれこれ3年くらい。結構山だの川だの丘だの湖だのにいくようになったんだけど、特定の場所に「惚れた!」って感じたことはありませんでした(「近くでBBQができる」とか「猫と遭遇するチャンス大」とか、そういう周辺で楽しめる別の要素と合わせて「このエリア好き!」ってところはいくつかありますが)。
今回は、先日初めて歩いて「惚れた!」って感じた「登計(とけ)トレイル」を紹介します。
まずは、何枚か写真を見てもらいましょう。その方が話早いと思うので。
■ イスとテーブルの使い方が好み過ぎる
上の写真でお気づきかと思いますが「え、山奥にこんなステキなイスが?」に溢れているんです。
イスやテーブルは5カ所くらいに点在しているんですが、イスとテーブルの組み合わせや使い方がそれぞれの場所で異なっていました。
小さなテーブルにイス一個だったり、大きめのテーブルに異なるタイプのイスが複数用意されていたり、丸太のイスだなと思って座ったら5メートルくらい下の地面から植えている木の断面だったり!
またイス以外にもスツールと呼んだ方が良さそうなものや座れる場所がいろいろ用意されているんですが、それもまたステキなんです。
奥多摩総合運動公園側から登計トレイルアプローチしてわりとすぐ「ステーション1」と呼ばれる場所があります。
そこに、かなり背もたれに角度がつけられた「空を見るためのベンチ」が置かれているのですが、座ると、自然と目に入るのは空と森の上の方だけになるんです。座り心地がよかったので、ぜひ、実際に行かれる方は座ってみてください(「空を見るためのスタンディングスペース」の立ち心地もgoodでした)。
■ 建物や設備がステキ過ぎる
歩いている途中で「どういうこと? なぜここに? 意味わかんないんですが…」と思ったのが、ヨガマットが中に置かれているスタジオや、図書室のような建物、段差がついた舞台などがあることでした。
いや、とてもステキなんですけど、施設には鍵かかっていて使えないし…。
先ほどググってみたところ、どうやら「奥多摩森林セラピー」というものに申し込みしないとこれらの施設は使えないようです。残念。
でも、どうせならいつか「宿泊森林セラピーコース」に行ってみたいな。
■ なにが驚きってその無名っぷり
今回、この登計トレイルの存在を知ったのは完全な偶然でした。
奥多摩駅から鳩ノ巣渓谷方面に歩こうと思っていたのですが、案内所で聞いてみたら「まだトレッキングコースには通行止めの箇所が多く、半分以上一般道しか通れないですよ」と言われ、たまたまカウンターに置かれていた「奥多摩駅周辺ハイキングマップ」を手にしたんですよね(リンク先は同じもののPDF版です)。
それでなんとなく気になって、愛宕山から鋸山へと向かう前に、ちょっと寄って行こうかなと軽い気持ちで行ったら…大当たりステキ過ぎる出会い! となりました。
帰ってきてから改めて地図をちゃんとみたら、しっかり説明書きがありましたね:
セラピーロード - 香りの道 登計トレイル
日本初の森林セラピー専用の遊歩道です。ウッドチップが敷き詰められ、星空浴用ベンチやヨガスペースなども整備されています。
奥多摩って、トレッキングやアウトドアが好きな人には魅力的なスポットがあり過ぎて、「全長1.3km」って見聞きすると「わざわざ奥多摩まできてそんな短いコース行かなくても…」って多くの人が思っちゃうんじゃないかと思うんですよ。
今回の「鳩ノ巣渓谷方面NG」に遭遇しなければ、きっとおれも行っていないと思うし…。
でも、本当に見逃してしまうのはあまりにもったいなコースですし、ぜひ多くの人に利用されることで末長く愛されて欲しい!
-- そんな風に応援したくなって、今回一人勝手に盛り上がってこんな記事を書きました。
今社会を騒がしているこのウイルス騒動が収まったら、ぜひこのセラピーロードを歩いてみてください。
そして感想聞かせてくださいねー。
Happy Collaboration!