Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

2014-01-01から1年間の記事一覧

シャーリーン・リーのTED@IBMトーク: デジタル時代のリーダーシップ - コントロールを手放せば

9月にサンフランシスコで行われたTED@IBMの動画がいくつか公開されています。 英語の勉強を兼ねて年末年始にじっくり見てみようと思っていたのですが、最初に観たCharlene Liさん(あの、そうあの『グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略』の…

ワンピースとアタックNo.1。そして貨幣経済と無限概念。

12月23日の祝日、日本科学未来館でのスペシャルトーク「猪子寿之 × 石黒浩 - 僕らのつくりたい、未来の人間」を聴きに行ってきました ニコ生もあったようなので見た方はお分かりだろうと思うのですが、刺激的で、すごくたくさん感じるところがあったトークで…

あなたの知らないモチベーションの話

まだ2014年は2週間ありますが、いったい今年は何冊くらい本を読んだんだろう? と数えてみたところ、64冊でした。例年よりはぐっと少なめ。 引っ越しして通勤時間がちょっと短くなったのと、自宅から図書館の距離がぐっと遠くなったことが関係している気がし…

偽の合意効果と会社とコミュニティーの5つの仮説

「仮定」とか「仮説」とかって言葉を見聞きしたとき、脳がどういうモードになるかって、その時その時でかなり違うものですね。 例えば、上のツイッターに書いたように「よし崩してやろう」という感じで、仮定や仮説が成り立つ条件をチェックする検証思考モ…

会社はアキラメ生産工場なのか: 会社とコミュニティーの5つの仮説

『会社って「アキラメ生産工場」なの?!』というちょっと刺激的なタイトルで、先週の金曜日(12/5)に「Enterprise Social Meet Up!! ~メディアが未来を変えるには~」というイベントで講演をしました。 大きく3つのパートからなる講演でした: イベントとコミ…

ぶち切れちゃうだろうな俺…。『中学なんていらない。』を読みました

前回のエントリー『『うまれる ずっと、いっしょ。』を観てきました』でお気づきになられた方もいるんじゃないかと思うのですが、私は、子どもを持ったことがないけど、育児とか子育てとかに対していろいろと考えてしまうタチです。 つい最近も、「世の中の…

『うまれる ずっと、いっしょ。』を観てきました

試写会を観た友だちの「制作に関わったから言うわけじゃなくて、とてもいい内容だったよ」という言葉を聞き、この前の連休に『うまれる ずっと、いっしょ。』というドキュメンタリー映画を見てきました。 「公開一週目の動員が公開期間の設定に大きく影響す…

エンタープライズ・ソーシャル・ミートアップでミニセッションやります(12/5)

エンタープライズ・ソーシャルについて、最近ますますたくさんのプライベート・セッションにお呼びいただき、ディスカッションや講演をさせていただく機会が増えています。あざっす! ただ、誰でも参加できるタイプのオープン・セッションで話す機会は最近あ…

コミュニティーとはリソースが共有される場である

コミュニティーとはリソースが共有される場である。 リソースが尽きたとき、コミュニティーに終わりがやってくる。 先週、EGMフォーラムの定例会があり、こんなことを話してきました。 ◇ ご利用は計画的に コミュニティーとはリソースが共有される場である…

『パオロ・マッツァリーノの日本史漫談』と牛乳で、反骨心を太く育てよう!!

もともと私は歴史があまり得意じゃないんです(『歴史が嫌いなわけじゃなくてね』 参照)。でも最近、本や博物館や旅行先で、太平洋戦争前の東京や地方の様子や、その頃の暮らしや出来事などの話に触れる機会が続いていて、「昔過ぎない昔」に興味がわいてき…

海外生活とか英語とか

先週、アメリカ赴任生活中の友だちが一時帰国していて、日々の生活の話をきいたり、それを受けて(だと思う)よしおかさんが書いた『海外生活とか』を読んだら、なんだか当時のことを少し書いておきたくなりました。 d.hatena.ne.jp ということで、たまには…

Health Sells...But Who's Buying?

SFな夢を見ました。モォモォ。 その国では、病気は「贅沢品」になっていました。 セレブたちが、自分たちの金持ちぶりを誇示するために、「罹患~治療~完治」をセットで購入していました。 もちろん、深刻そうに聞こえる病気、治療が難しそうに見える病気、…

目が覚めると牛になっていたのでまた反芻した

夜更けに目を覚ますと、牛になっていた。 顔に手をやったら、鼻に輪っかが付いていた。耳には札が付いていた。胸にはベルが付いていた。 なんだこれっ? とびっくりして声を上げたら、モーッモォォォー! って太い声が出てきた。 よだれがでろーんって、水たま…

『ウェブとはすなわち現実世界の未来図である』を読みました - さあ、どんな図を描こうか?

ぬかった…。ぬかり過ぎた…。 先日読書メモブログを書いた『『ITビジネスの原理』に続き、こんなステキな本を半年以上読まずにいたとは…。 インターネットは、ネット社会とリアル社会の間で、テクノロジーと人間の間で、文字通り「インター」としてつなげて…

EGMフォーラム2014年10月例会 | 自分と仲間 + 仕事と会社 + 暮らしと社会 × 成長と幸せ

■EGMフォーラムとは 一昨日はEGMフォーラム(※1)の月例会でした。 毎月メンバーの誰かが会場を提供して、場所を変えながら開催しているEGMフォーラムですが、今回は私が場所提供者&ホスト役になり、日本IBM箱崎本社での開催でした。 自分が普段いる場所での…

『ITビジネスの原理』を読みました - ハイコンテクストとスタンプ

本当は、違う見立てで読書メモを書こうと思っていました。 とても多くの学びがあったので、それをシェアしたいと考えていたのですが… なんだかここ数日の世の中の動きが別の視点での考えとシンクロし始めて、この本の中で唯一ストンと腹落ちしなかったとい…

遠近法で描かれた森へ - 「魔王のテーブルのその上で」にて

デザインそのものをリフレーミングする全6回シリーズを開始! デザインをしていない人など、現代には存在しません。しかも、常に誰もが知らず知らずのうちにデザインし続けている状態で、デザインすることから逃れる術がないわけです。 (…)新しいデザインの…

にわかファンからのラブレター、藤城清治さまへ。

藤城清治美術館 那須高原に行ってきました。 2年前、何かのはずみで藤城清治さんを紹介しているテレビ番組を観て、その後、銀座で作品展に行ったところ、とても心地よかったんです。 そして2013年に常設美術館ができると聞き、ずっと行ってみたいと思ってい…

感化され力にご用心

「感化され力」が高いため、最近、世の中のいろいろなものがどす黒く見えます。 …嘘です、メッキがはがれかけて見えるだけです。 突然何の話だ? という感じですよね。 誰にでもある程度はあることだと思うのですが、なんだかここ2週間ほど、気持ちが乗りづ…

『空気読本 コミュニティー・ナビゲーター』を読んで - ソーシャルグラフと所属欲求

『コミュニティー・ナビゲーター(リンク先はPDFです)』という、デジタル雑誌『空気読本』の最新版がとても面白いです。 『社会を良くしたいコネクターと、「多面的なコミュニティー」に参加したい若者たち』というサブタイトルで、コミュニティーをテーマに…

点滅中の横断歩道から

最初の質問です。 まっすぐに歩いてきたあなたは、見通しのよい交差点にさしかかりました。 信号は赤です。左右はるか先まで見渡しても、車や自転車などの姿は見あたりません。 あなたは、信号が青に変わるまで待ってから交差点を渡りますか? 次の質問です…

月は毎年地球から3センチずつ離れている

その日泊まる宿には本格的な天文台が併設されているらしく、チェックインまでまだしばらく時間が空いていた僕らは、散歩がてらにさっきまで降っていた雨でまだびしょびしょの遊歩道を歩いていった。 天文台には、作業着姿のおじさんが一人いるだけだった。 …

『強いチームはオフィスを捨てる』を読みました - テレワークとメキシコの漁師

ものごとが広く受け入れらるようになるまでには、風穴をあけるような言葉や人が反論を巻き起こし、次に現れる中和的というか迎合的なところがあるものが受け入れられていくものなんだろうか。 それはひょっとしたら、最近パタリと耳にしなくなった「ノマド…

企業をもっと、社会をもっとオープンに(自画自賛)

先日、IDC Japanさんが発表された国内ソーシャルビジネス関連市場の調査結果です。 『企業ソーシャル市場は年率約40%で拡大(IT Media)』 こちらは『コラボレーションを加速し企業内ポータルを変えるGoogle』という、7月末に行われたGoogleのイベントでのセ…

感謝とまとめと提案 - #コミュマネ・ミートアップ

7月28日に、コミュニティマネージャー(コミュマネ)が集まるイベント「[2014夏]コミュニティマネージャー・ミートアップ」を開催しました。 前回までは参加者として年に一度の開催に参加させていただいていたのですが、3度目の開催となる今回は「コミュニテ…

『「納品」をなくせばうまくいく』を読んだ - シュート性のセンタリング

かれこれ5年ほど前から仲良くしてもらってる倉貫さんの本『「納品」をなくせばうまくいく』。 すごく面白かったです。 システムエンジニアリングやプログラミングを生業としている人にとっては相当刺激的な内容だと思います。 おそらくは「敵なのか味方なの…

コミュニティマネージャー・ミートアップ(7/28) - ノードとリンクとフロー

「××の時代」という言葉がみんな大好きみたい。なんでだろう? なんでみんな反応するのかな? …わからない。 でも、書いている間に、なにか答えが見つかりそうな予感もする。 …まあ、俺の予感はよく外れるのだけれど。 コミュニティーの時代。共感と共有の時代…

『ソーシャルマシン』を読んでみた - 物体とは硬い殻をかぶったデータ

今後も「自分には関係ない」と言い続けることもできるだろう。 ただ、それは、たくさんのことを「見送る」生き方を選んだことを意味するのではないだろうか。 もうすでに、そうとう見送る生き方をしてきたんじゃないか。まだこれからもそれを続けるつもりな…

C世代の価値観とコミュニティー社会(SoE)

「またPachiのコミュニティー論か。」と言わずに、少しだけお付き合いしてもらえないだろうか。 今、自分の中でいくつかの現象が、「コミュニティー」と「SoE(システム・オブ・エンゲージメント)」という2つのキーワードに集約されていっているという強い感…

ワイルドサイドを歩け - EGMサミット2014 Summer

日本中がギリシャ戦との引き分けでもやもやとしていた6月30日、丸の内の3×3labo(さんさんらぼ)でEGMサミット2014 Summerが開催されました。 EGMフォーラムというコミュニティーが主催するオープンなイベントが「EGMサミット」で、年に1,2回、毎回新しい趣向…