Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

2018-01-01から1年間の記事一覧

オトナがキッチリ終わらせなきゃね。(イベント資料x2)

先月今月と、イベントでスピーカーをやらせていただきました。 一つは、デンマークのようちえんや学校を回って見聞きしたことや感じたことを、日本で最近感じていることとあわせて話をさせていただきました。 もう一つは、働きかたについて。こちらは自分が…

Watson IoTで活躍予定です - パチの新しい仕事

「わくわく」「どきどき」 — 「新しいチャレンジ」を語るときによく用いられるオノマトペです。 「ひやひや」 — 私パチの場合、そこにこれを足すと、自分ごととして語るのにちょうど良い感じがします。 わくわくどきどきひやひや。 IBMで新チームに加わり、…

融和の外へ共に迷いこむ

皆さんは「会話と対話」のどちらがより価値があるものだと、あるいはより優れていると思いますか? なんとなくですが、私の周りでは「対話の方が会話より深いものであり、より価値の高いものである」って感じで捉えている人がとりわけ多そうな気がします。 …

その後 : 私が活躍できる仕事をIBM社内で探しています

2週間前に書いた『私が活躍できる仕事をIBM社内で探しています』にはたくさんの反響をいただき、本当にありがとうございました! 想像よりはるかにたくさんの、新旧のそして社内外の友人たちからの応援メッセージに、たっぷりの多幸感を味わわせていただきま…

タマネギとアボカド - 読書メモ『ハーバードの心理学講義』

自分の興味や方向性をあらわす言葉の一つとして #幸福中心設計 をここ1年ほど使っています。 先日書いた、質問票への答え(脳みそ解体再構築)集というブログエントリーでは、以下のように #幸福中心設計 を説明しました。 僕らは幸福を追求する生き物なは…

私が活躍できる仕事をIBM社内で探しています

※諸事情により、数週間公開を見合わせておりました。投稿内容は11月時点のものとなります。 もろもろの事情から、現在所属している日本アイ・ビー・エム(以下IBM)のCIOサービスという部門から近々離れることになりました。 トータル8年くらい所属したのか…

レジリエンスと跳ねっ返りと生きる力

人間の能力としての「レジリエンス」とは、キツイ状況や困難にヤラれてしまうことなく、しなやかにそれに適応する力のことです。 レジリエンスという言葉から、弾力に富んだボールをイメージしたり、あるいは状況に応じて姿を変えていく水という物質をイメ…

質問票への答え(脳みそ解体再構築)集

この夏から秋にかけて、ミニ講演や対談をいくつかやらせてもらいました。オファーをいただいた皆さん、ありがとうございました! 講演にしても対談にしても、いいことづくめでまさに「おれ得」。 準備することですごく自分自身への理解が深まるし、対話型だ…

読書メモ『デンマークの親は子どもを褒めない』…実際は褒めます

以前『俺のクレド』にも書きましたが、私は「みんなが自分と周囲の個性を大切に尊重しながら、幸福とつながりを感じながら生きる」世界が身の周りに拡がって欲しいと願っています。 でも実際には、「自分らしさや自分の感情を上手に隠して生きる」ことがま…

デンマーク流幸福中心デザイン - ER掲載中

先日発行された富士通総研さんの機関誌『ER』第9号「メタナショナル経営論 グローバル化を問い直す視座」に、「デンマーク流幸福中心デザイン - 複業家が見たヒュゲの国の生きかたと働きかた」という2ページの論文(というかコラム)を掲載いただきました。…

オックスフォード式心理幸福度調査の日本語訳

あちこちで目にしているうちに、だいたい理解しているような気になっているものの、実はきちんと分かっていない。そういうものって結構ありますよね? 特に、強く興味を持って本や資料に長いこと触れ続けているテーマほど、そういうことが起こりがちな気がし…

訃報 八木橋(パチ)さん 118歳 著述家

訃報 八木橋(パチ)さん 118歳 著述家 八木橋昌也(やぎはし まさや) 一九六九(昭和四十四)年九月二十七日、埼玉県生まれ。著述家。エナジャイザー。 先月29日、山梨県南巨摩郡の山林の中で発見された遺体が、パチの愛称で知られていた著述家で、元猫と…

ワークショップデザイン・実施 - 20のヒント

数カ月前にとあるファシリテーション1日体験コースに参加したのですが、その際、講師のディランさんに『20 Lessons Learned in Designing and Delivering Workshops』という素晴らしいプレゼントをいただきました。 自分がワークショップを開催する前にチェ…

◢◤平成終わるんだ◢◤昭和死ね!!!

ちょっと前に、オンラインの数カ所に<いわゆる「おっさんマインド」が肥大、膠着して周囲に害をもたらすようになったものが「老害」>ってことを書いて、その後に<おれが思うおっさんマインドのリスト>を書き出してみました。 ◇ 組織内においては「見て見ぬ…

飼い馴らされない野鴨インタビュー

— 反応はいかがでしたか? インタビュー記事への。 なんか、すごい「良かった!」ってフィードバックが多くて、すっかり嬉しくなっちゃいました。 インタビュアーがソフィアの森口さんで、久しぶりに会えて嬉しかったんだよね。それに、ライターさんもカメラ…

反復する – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

ウィー・アー・オール・フューチャーデザイナーズ! Book of Futures日本語訳シリーズ、いよいよ感動(?)のファイナルです。 Iterate 反復する Summarizing the future design framework フューチャーデザインフレームワークのまとめ Situate Define subjec…

未来を顕在化する– ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

既定路線的から夢想的まで、あなたが描くシナリオはどんなものになるでしょうか。 Book of Futures日本語訳シリーズ、第12回(ラス前)は[未来を顕在化する]です。 Actualize the future Futures design is an expansion of the domain of possible actions…

未来を描く – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

あなたは"Imagine futures"をどう訳しますか? Book of Futures日本語訳シリーズ、第11回は[未来を描く]です。 Imagine futures Our insights are formulations pointing towards possibility. They serve as a point of departure for the creation of futu…

踏み出す – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

未来はデザインできる冒険。一人でデザインしてもいいけれど、たくさんの人と行えばもっと大きな冒険ができます。 Book of Futures日本語訳シリーズ、第10回は踏み出すです。 Scale When John F. Kennedy became president in January 1961, thegeneral opi…

インサイト – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

インサイトとジョークは似ている。説明が必要だとすれば、それはあまりいい出来じゃない。 -- Book of Futures日本語訳シリーズ、今回は<感知する>の2つのサブフェーズをお届けします。 Integrate signals Arranged as a pile of scan cards, signals are an…

感知する – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

第8回[感知する]のオープニングは、インテリゴというキノコを消化して学ぶインスタレーションの紹介からスタートします。 なお、Book of futuresの日本語版はAmazonにて限定発売中です。 sense integrate signals ・ articulate insights Six shiny pillars …

シグナルをスキャンする – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

第2フェーズの途中では、ウサギ穴へ飛び込むことの大切さについて書かれています。長さの関係から今回は日本語訳していませんが、大意はこんな感じです。 『不思議の国のアリス』で、アリスが未踏の地に辿り着けたのはウサギを追いかけたからこそです。 シ…

探索範囲を決める – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

第2フェーズの[探索する]は、1989年のニューヨークでのストーリーからスタートします。 ただ、そのストーリーは以前、私がコペンハーゲンでフューチャーデザインを体験したときにブログに書いているので、そちらでご確認ください。 文化のデザインとは未来…

位置決める – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

ビスポークの『Book of Futures』の日本語訳第5回は、第1のフェーズ[位置決める]の説明を訳していきます(第4回はこちら)。 位置決めフェーズにおいては、<テーマの定義>と<活動フィールドの定義>という2つのサブフェーズがあります。今回は、2つのサブフ…

時間は幻影 – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

位置決めるのフェーズでは主に研究対象と活動フィールドを定義するのですが、実際の作業にあたっては心構えが大切です。 『Book of Futures』の日本語訳第4回は、『時間は幻影(time is an illusion)』をお届けします(第3回はこちら)。 When the great I…

フューチャーデザイン・フレームワーク – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

フューチャーデザイナーたちへ、未来への航海に役立つ道具を紹介しているビスポーク(Bespoke)社の本『Book of Futures』の日本語訳第3回をお届けします(第2回はこちら)。 Future design framework The futures design framework in this book offers fu…

未来は現在 – ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

未来をデザインする手法、考え方、ツール、物語、マインドセット、方法論が書かれたビスポーク(Bespoke)社の本『Book of Futures』の日本語訳第2回をお届けします(第1回はこちら)。 the future is now It seems today that the future of everything is…

未来へ - ブック・オブ・フューチャーズ (Bespokeの『Book of Futures』日本語訳)

今回から、未来をデザインする手法が書かれたビスポーク(Bespoke)社の本『Book of Futures』の日本語訳を、何回かにわたってお送りします。 この本は、現在はビスポークのフューチャーデザイン・ワークショップへの参加者にプレゼントされています。 私も…

欲しい未来へ踏み出すために - フューチャーデザイン・ワークショップ

デンマークから来日したBespoke(ビスポーク)社の、2日間にわたるフューチャーデザイン・ワークショップの通訳をやりました。 今年2月のコペンハーゲンでは、参加者として「MUJIの未来」を考えるワークショップに加わりましたが、今回はワークショップ通訳…

デンマーク × 働きかた - イベントレポート

4月の終わりから先週にかけて、3つのデンマーク関連のイベントで2月のデンマーク視察で私が感じてきたことをお話しさせていただきました。 その中で、今回は5月16日のLIFULL HUBさんでのイベントと5月23日のFUSION_Nさんでのイベントについて当日の様子や感…