目が覚めると牛になっていたのでまた反芻した
顔に手をやったら、鼻に輪っかが付いていた。耳には札が付いていた。胸にはベルが付いていた。
なんだこれっ? とびっくりして声を上げたら、モーッモォォォー! って太い声が出てきた。
よだれがでろーんって、水たまりみたいになっていました。牛です。
あ、でもスペインじゃなかったからまだマシか。闘牛とかマジ勘弁して。
あーあ。まあ文句を言ってもしょうがない。栄えある和牛としてA5ランクを目指すか! …って喰われてどうするよ喰われて。
もう何十年も何度となく考えて口にしては戻し、考えて口にしては戻ししていることを、改めて考えてみよう。
「日本には××がある」とか「日本人にはできる」とか、「男の子なんだから我慢しなさい」とか「いい年齢していきがっちゃって」とか。
後者に抵抗感じる人であっても、前者を普通に使う人が多い気がする。同じくらい気持ち悪い言葉だと思うんだけど…。
■ただその土地に暮らしてるだけじゃん
実際に一番かもそうじゃないかも、それはどっちでもいいんだけど、なぜそれをあなたが誇るの? と思わずにいられません。
すごいなと思うし、自分にできることはそういう人たちを応援することだと思っています。でも、なんだかそうじゃなくて、都合良く「さすが俺たち私たち日本人!」って言ってる人がやっぱり多くないですか?
で、大体そういう人って、なにかあると超高速手のひら返しで「だからあいつはダメなんだ。日本の恥!」みたいなこと言うよね。
距離的な近さから親密さを感じるんだろうけど、県だのなんだのに結びつけなくていいから。いや、選手が地元に支えられていて、あなたが地元にコミットしているならいいんですけど。
みんな、日本を選択して日本で暮らしているの?
■だめだだめだだめだ
学生なんだから先生の言う通りにやらなくちゃだめだ
武士なんだから二言を吐いちゃだめだ
Happy Collaboration!
Moooo~