Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

マインドフルネスって厄介だけど大切だと思う

f:id:dubbed_pachi:20210428172537p:plain 2月28日からおよそ2カ月、瞑想を中心としたマインドフルネス・トレーニングに取り組んでいます。やり忘れてしまったのはその間3日だけなので、まあほぼ「丸2カ月やった」といってもいいですよね。

やり方は1日1回、毎回10分間自分の呼吸に集中するという方法を中心としています。

 

さて、今回ブログに書こうと思っているのは、「マインドフルネス万歳! 瞑想よありがとう!」という話ではありません。

ひょっとしたら、「たかが2カ月しかやってないくせに…ちょっとお前黙ってろ」とマインドフルネス界隈の方に叱られてしまうのかも。

でも、自分としては結構粘り強く続けているつもりなので、ここで一度まとめておきたいのです。

 

■ マインドフルネスって厄介だなおい

マインドフルネスってなかなか厄介なものです。

正直、ここまで「マインドフルネスやってます」と文章にするだけでも、いろんなことが頭を過ぎります。

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そもそも「マインドフルネス」っていうのはトレーニングを指すの心の状態を指すの?

マインドフルネスの効果と目的は「平静な心」なの「フロー/ゾーン状態」なの?

続けていけば効果は出るというけど、この続け方でいいのかそれとも別のやり方をを試したほうがいいの?

 

この3つの厄介な問いに対する答えは、なんとなく想像がついています。

「別にどれか一つが正解というわけではないし、どれも間違っていません。自分でそうだと思うものを選べばいい」って、きっと言われるのです…。

でもね、漠然とした疑問をそのままにしているのって、なかなか気持ち悪いものですよね。

マインドフルネスはトレーニングなのでしょうか、心の状態なのでしょうか?

誰か教えて!

 

■ 「マインドフルネス」で得られるのは「平静な心」なの「フロー/ゾーン」なの?

瞑想にもいろいろなやり方があるようなのですが、私は「自分の呼吸に意識を集中する」という方法を試しています。

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自分の鼻腔から入ってくる空気を感じ、それが胸やお腹を膨らませ、今度はへこんでいく胸やお腹と共に鼻腔から出ていく空気を感じます。これを十分間ひたすら繰り返す。

他のことを考えてしまっている自分に気づいたら、再び三たび四たび五たびと自分の呼吸に意識を戻す。

 

これをやっている間とやり終えた後は「平静な心」になっています。鎮まっている状態という感じです。

なので瞑想のトレーニングで得ようとしているのは、ザワザワとした不安やワチャついた心に飲み込まれることがないように、必要なときに「平静な心」にリセットしたり、そもそもそういう状態にならないようにすることだと思っていました。

 

でもこの2カ月の間に、何度かグループで行うマインドフルネスの体験会/講座に参加したのですが、そこで他の実践者と話していると、多くの人がマインドフルネスで得ようとしているのは「フローあるいはゾーン()」の状態に自在に入れるようにするためのようなのです。

フロー(心理学): 人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚(…)精神的な状態をいう。ZONE、ピークエクスペリエンスとも呼ばれる。(Wikipediaより)

 

今のところ、私自身が求めているのは必要なときに「平静な心」を取り戻すことです。フローやゾーンは特に求めていませんが…まあたしかに「さあ入るぞ」って都合よくフローに出入りできれば便利でしょうね。

 

■ 「マインドフルネスのトレーニングをしよう」と自分が思えていることが重要

私が「平静な心」を自由に操れるようになりたい理由は、最近とくに「健康」の重要性を理解したからです。

肉体的な健康の重要性は以前から理解していたつもりです()。

「GENKI」というイケてる社内制度

 

f:id:dubbed_pachi:20210428172656p:plainそして少し前に自信を失くして気分が落ちていた時期、何に対しても何かを考えていても、楽しみをうまく見出せなかったり、やたらとネガティブな想像をしてしまったりしている自分に驚きました。

うまくいかないことが一度あったからって、次もうまくいかないとは限りません。不幸なことが起こったからって、それが連鎖して不幸が雪だるま式に増えていくなんて相当なレアケースです。カラフルな景色がある日を境に急に白黒になったら、変わったのは現実ではなく自分の見方でしかありません。

 

こんな心の状態では、どんなことだってうまくできないでしょう。例えできたって楽しくないし、幸せになれません。

それに、新しい技能を手にしたり最新の知識や思考を身につけても、それをうまく使いこなすにはポジティブ、あるいは少なくともニュートラルな精神情報が必要です。

 

落ち込んでいた時期、途中から落ち込みつつも「ああ、また自分はネガティブな方向に捉われているな」「これ、そろそろ胃が痛くなってくるパターンだぞ」「わざわざ嫌な思いを自ら生み出して味わうなんて馬鹿らしい」と感じていました。

嫌な思いは嫌なことが起きたとき、その場で味わえばいい。後で思い出すのは仕方がないけど、起こる前から味わっていては、今その場にあることを楽しむこともできません。

そんなわけで、私はネガティブに捉われない心を手にしたいのです。

そのための方法は問いません。ただもちろん手軽な方がいい。

 

2カ月間毎日「自分の呼吸に意識を集中する」トレーニングを繰り返していますが、上手に集中できるようになってきているのか、自分では正直分かりません。

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「頭のてっぺんからつま先まで順番に自分の体に意識を向ける」とか「心の中に浮かんでくる言葉をひたすら文字にしていく」とか「聞こえてくる身の回りの音にひたすら集中する」とかとか、心の平静を自在に操れるようになるためのトレーニングにはいろいろな方法があるようです。

 

はてさて、今の呼吸法を続けていくのがいいのか、それとも他のものを試すタイミングにきているのかなあ……判断が難しいですね。ひょっとしたら、自分には向いていない的外れなトレーニングを重ねているだけなのかも。

 

でも、例えそうだとしても明確にわかっていることが一つあります。マインドフルネスのトレーニングをしようと思えている限りは、心の健康の重要性を意識できているということです。

さあ、それでは今から10分間、呼吸に集中します。

Happy Collaboration!