Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

本当にソーハラに困っている人へ

==2013年1月×日 都内某所の居酒屋にて==

「ねえパチさん、去年から"ソーハラ"ってキーワードが出てきてるよね」 「うん。キーワードじゃないと思うけどね。でも年明け早々朝日新聞とか読売新聞でも取り上げてるね」

「パチさんはどう思ってるの?」 「うーん、"なんだかなぁ"って。残念な話しだよね。去年、いかにもネタですっていう「シャチクのミカタ」ってサービス出たの覚えてる? あれでみんな"ああ、考えないとな"って思って、それで終わったんだとばかり思ってたんだけどね…」

「全然終わってないよ。パチブログに書かないの?」 「いろいろなネットメディアとかブログが取り上げているしさ。なんだか二番どころか三・四番煎じみたいだし、"バズワードに乗る"みたいな感じでちょっとね。実際、本気で困ってる人ってそんなにいないんじゃないかなって気もするし。」

「ふーん、冷たいんだね。…実はそれで今困ってるんだけどな…。」 「ええxxさんが!? …そうか」

「ねえ『ソーシャルメディアの本質は善意の交換だ』ってこの間も書いていたよね。じゃあさ、こうしたことについてもきちんと書くべきなんじゃないの?」

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というわけで、「実際に困っている人に役立つように」という観点にある程度絞って書こうと思います。

なお、上記の朝日新聞と読売新聞の記事、それからシャチクのミカタについて確認したい方は以下を参照してください

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一言で「ソーハラ」と言っても、困っている事象については人それぞれだと思います。

またSNSと言ってもFacebookだけではないのは当たり前のこと。 そんなわけで、個別の事象やプラットフォームごとの対応方法はとても書ききれないので、本筋のところを書きます。

■まず、投稿やシェアをするごとに公開範囲を変更できることを認識しましょう。 それと同時に、どんなに細かく範囲を設定しても、直接会っての会話や電話よりも、話しが漏れ伝わる可能性が圧倒的に高いことを認識しましょう。

***「そんなの分かっている。でもそれがめんどくさいのよ!」という人が多いとは思いますが、やっぱり公開範囲の設定/変更と、それを応用したグループの作成は基本中の基本です。

f-navigation.jp

『投稿内容の公開範囲の設定法 - Facebook navi[フェイスブックナビ]』

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「もうヤダめんどくさい。違うSNS始めるからもうイイ!」という人もいるでしょうが、付け焼刃の対策をしても、また同じようなことが起こる可能性が高いでしょう。 いたちごっこをするよりは、根本的な対策を取られた方がいいと思います。

■「めんどくさいことに対する"スルー力"を高める」とか「ほら、あたしそういう人だからというキャラを確立する」というのも一つの答えではあるけど…。 やっぱり一度、自分のソーシャルポリシーを策定することをお勧めします。そして、そのポリシーを誰でも見える場所に提示しておきましょう。

たとえば、以下の文章はいかがでしょう(よかったらコピペして使ってください)?

個人としてプライベートな使い方をしています。また、頻繁に連絡をとりたい相手のみを登録しています。 また、上記ポリシーに則り、友だちリストを定期的に見直し(整理)させていただいておりますのでご理解願います。

***「もう嫌な相手とつながっちゃってるし、、どうしても断れない相手もいるの!」であれば、「定期的な見直し」時に整理しましょう。

日本人なら必須!? Facebookにおけるお茶を濁す技術 - Facebook navi[フェイスブックナビ]

 

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ソーシャルだろうとセクシャルだろうと「ハラスメント」の難しいところは「相手や周囲が嫌だと感じるかどうか」が境目ということ。 ひょっとしたら、ソーハラ上司に悪気はないのかも…?

■あなたの上司はまじめな人で、一生懸命に仕事しているだけ…かも?!
「部下や職場の仲間とフランクな関係を作るのが上司の仕事の一つ」とか「友だちみたいな付き合いが仕事の質を高める」とか、そう考えて頑張っているのかもしれませんよ。

そういう意味では、マスメディアが最近ソーハラを取り上げてくれたのは気づいてくれる良いチャンスかもしれませんね。 インターネットやソーシャルウェブに不慣れなで、間違いを正してくれる相手もいなくって、ただ間違った方向に一生懸命なだけなのかも…。あなたが教えてあげる、というのはどうですか?

***このブログにコメントをつけてシェアしてみない?

このブログ記事をシェアしてみるのはどうでしょうか? 「知らないうちに、私もあなたもソーハラしてるのかもよ?」なんてコメントを付けて。 「職場」というグループを作って、その中でシェアするのもいいかもしれませんね。

f-navigation.jp

『特定の友達と交流できるグループを作る方法 - Facebook navi[フェイスブックナビ]』


 

「ソーシャルなんてめんどくさいからもうやめた!」とか「あーあ、ソーシャル疲れ」なんて手放してしまうには、ソーシャルウェブはあまりにもったいなさ過ぎるものだと思いませんか?

Happy Collaboration!