Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

行動する人はカッコいい

行動する人はカッコいい! 人それぞれ置かれている立場はいろいろだけど、自分ができることをできる範囲で「アクション」につなげていきたい。
フットワークは軽くありたい。もちろん人に迷惑をかけるようなことはNGだけど、その可能性を心配しすぎて立ちすくむくらいなら、エイヤっと前に踏み出したい。 
 
普段からこんなことばかり考えているわけではないけど、自分の中にこの思いが湧き上がってくることがちょくちょくあります。
そして、そんな思いを実践している人に出会うと、ワクワクして「この人とつながりたい!」という気持ちが膨らみます。
でも同時に「俺はどうなんだ? 胸を張ってこの人と会話できるのか? 日々その考えを実践しているのか?」と、自分の足元を見つめなおさざるを得ません。
  
もう2週間前になりますが、これまでにも何度かこのブログに書いているPWJさんに、避難所で暮らす子供たちへ送る文房具やおもちゃを仕分けし、パッキングをするお手伝いに行ってきました。
何人ものボランティアの人たちが来ていたのですが、その中に一人サッカージャージの男性がいて、休憩時間に少しお話しさせていただきました。
  
サッカージャージの彼は綾人さんという方で、今年の初めにそれまで勤めていた会社を辞め、サッカーボールを持って一年間のアジア放浪の旅に出たそうです。
そして、まだ旅の前半戦のネパール(あれ、パキスタンだったかも?)で今回の東日本大震災の報せを聞き、「それどころじゃない」と日本に戻ってきたそうです。
そしてこの日は、東京のPWJさんがボランティアを募集しているのを耳にして、沖縄でチャリティーイベントに参加してから東京にやってきたとのことでした。
  
プレゼントのパッキング作業がすべて終わると、今度は現地までトラックを運転してくれる人を探し始めたのですが、そこで綾人さんが「僕の仲間で喜んで引き受けてくれる奴がいます。予定を確認してみます」と言うと、翌日には名古屋から駆けつけてくれたその友人と二人で、現地にプレゼントを届けに向かってくれました。
そして道中、大きな余震があって足止めを食らったりしながらも、無事に避難所へと荷物を届けてくれました。
  
そんな彼が、先日またメールを送ってきてくれました。
そこにはこんな言葉と写真がありました。
 

たくさん考えることはありましたが、正直、被災者の方の気持ちを僕が理解することは出来ませんでした…。
何をすべきか本当に悩みますが、とにかく自分に出来ることをやるしかない。
  
行動を起こすとき、色んな問題は出てきますけど、イメージさえあればあとはシンプルに解決してくしかないですよねぇ。
たくさん考えた上で、最終的な答えは一番最初のインスピレーションだったりすることが多い気はします。
初期衝動と言うか…。
  
先日、地元でサッカー・チャリティーマッチを開催しました。
選手やスタッフ含め70人くらい集まりましたが、みんな何をすべきか悩んでいました。
サッカーを楽しむことが本当に良いことか、さまざまな意見もありましたが、開催しました。
PWJさんに寄付して、被災地へ使って頂きます。
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なんだか、「自分の思いの周りをぐるぐる歩いているんじゃないの?」とカツを入れられた気分でした。スッキリしました(いや、私だって「本当にこれでいいのだろうか?」と悩む時もあるんですって!)。

  
熟考した上で出した答えがいつも正しいとは限りません。
というよりむしろ、理詰めで時間をかけて考えたものほど、あんがい後から迷いやブレが生じたり、「なんだかしっくりこない」という思いが募ったりするすることはないでしょうか?
考える必要がないとか、無駄だ、なんてことを言っているわけじゃありません。迷ったり決断がつかなかったりという時は自分の想いに正直になってみてはどうだろう、ということが言いたかったんです。
 
情報が足りなすぎたり、逆に多すぎたり…。
MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)やロジカル・シンキングを求めてただただ時間だけが過ぎていったり…。
それよりも、内側から湧き上がるパッションや直感が「本物」だと感じられれば、それを追い求めて動き出してみませんか?
 
Happy Collaboration!