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コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

ワーク・ライフ・インテグレーションって、お金から想いへって話だと思う

ちょっと、ここ数日ブログ書きたい書きたいと思いながら時間を作り出せずにいたんですが、ようやく時間が取れたと思ったら、ハテ、どうやって書いたらいいか…。

3日前の26日、とある会合で「ワーク・ライフ・インテグレーション(Work Life Integration)」について15分ほど語る機会をいただきました。

その時に使った資料と、ちょっと自分の想いを伝えたいと思っているのですが、さて、どういった形ならうまく伝えられるだろう?

まずは以下の資料をざっと見てもらい、それから読んでもらったほうが伝わりやすいかと思います(もちろん、文章だけでも伝わるようにがんばって書いてみます!)。

 

おっとその前に、お断りを。

基本的にこちらの資料は、前半ではIBMの考えるワーク・ライフ・インテグレーションを紹介していますが、中盤以降は私Pachiが考えるワーク・ライフ・インテグレーションのあり方です。

つまり、ほとんどが「IBMの」ではなくて「Pachiの考えるワーク・ライフ・インテグレーション」だということです。

 

資料のそれぞれの部分に関してコメントしたいポイントはあるのですが、ここでは3つに絞ってみたいと思います。

 


まずその1。

「ワークとライフは2つのまったく異なるものであって、そのバランスを取る」って考え方は、今やもう難しいんじゃないか? ってことです。

この話をした会合でも話題になったのですが、「ただお金のためだけ」に働くのって精神的に非常にしんどいと思うんです。ましてや、今や昔のように右肩上がりの成長を続けるって時代でもない中、お金を「価値の中心」に置いた考え方は自分を追い詰めるだけなんじゃないでしょうか。

 

そうではなくて、「(スキルなども含めて)自分を高めたい」という職人的な考え方や、「世の中を少しでもマシにしたい」という大きな目的意識みたいなのがないと、本気で取り組むことが難しいし、充実感も得られないのではないでしょうか。

自分の持っている時間や意識の量って、決して無限じゃなく、限りがあるものです。

それを思うと、多くの時間と意識を費やすワークが、自分の想いを込められるものじゃないのは、あまりにも悲しいことのような気がします…。

 

こうして考えると、やっぱりワークとライフが渾然一体となり、ライフスタイルにワークが混じっていき、「ライフワークの一部」となっていくのが理想的なんじゃないでしょうか。

「ワーク・ライフ・バランス(Work Life Balance)」ではなく、「ワーク・ライフ・インテグレーション(Work Life Integration)」こそが理想の形だと思えるのです。

 

もちろん、「理想の形にたどり着けない場合はどうするのか?」とか、「現実と大きなGapがある場合にどうやって近づけることができるのか?」という話はすごく重要なのですが、まずは目指すべき姿を共有できたら、対応方法もずっと考えやすくなる気がします。 f:id:dubbed_pachi:20210902113616j:plain  


続いてその2

その1では「お金」と「想い」を中心にワーク・ライフ・インテグレーションを考えたのですが、今の時代の「オフィスワーク」「働き方」を考えると、かなりの人たちが本来は「場所」と「時間」から開放されていいんじゃないか? ということです。

 

現代のデスクワークを中心としている人にとっては、物理的なネットワークとある程度のパワーを持ったPC、そして作業効率をアップしてくれるコラボレーション・ツールやソフトがあれば「どこでいつ働くか」という点は仕事にはあまり関係ないんじゃないかと思うのです。

1とかぶるのですが、本当に大切なのは「意識」や「想い」の部分じゃないでしょうか。

それこそ昔は「意識」がそこになくても「手が動いていれば」お給料がもらえて、さらに年月と共に増えていった時代もあったのでしょう。また「想い」がなくても、言われたことを言われたとおりにだけやっていればそれで十分といわれた時代もあったのでしょう。

 

でもそれ、これからも続くとは思えませんよね?

意識と想いを育むためにも、「場所と時間」が中心の時代から「意識と取り組み」が中心の時代へとそろそろ変わっていきたいですよね。 f:id:dubbed_pachi:20210902113642p:plain


 

最後にその3。

自分のワークとライフが統合されていくように、オンラインとオフラインの自分も統合されていくのが「これから」なんじゃないでしょうか。

良いとか悪いとか、好きとか嫌いとか、当然あるだろうしあって然りだと思いますが、大きな潮流としてはそうなっていくんじゃないかと感じています。

 

ただ、この話をするとよく「誰に対しても何もかも見せていくなんて、考えられない!」と言われるのですが、そうじゃありません。

普段の生活の中で、ある人と知り合って会話を進めていく時と同じように、少しずつ自分の「多面性」を角度を変えて見せていったり、「考え方や感性」を深さを調節しながら伝えていきますよね? それと同じことを1対1の関係だけじゃなくて、まわりに人がいる中でやっていくというイメージかと思います。

また、その「見せたり伝えたり」する時のスピード感が従来よりも早いのが一つの特徴かもしれませんね。 f:id:dubbed_pachi:20210902113726j:plain


 

これまでにも「ワーク・ライフ」、あるいは「公と私」関連のエントリーは書いているので、かなり重複しているところがあると思います。

でも、自分の頭の中では「強度」がしっかりしてきている感覚があるし、今の言葉で改めて表しておきたい気持ちもあったので書きました。

もし、興味があれば以前のエントリーへのリンクも貼っておきます。

お時間のあるときにでも読んでいただけたら嬉しいです。

pachi.hatenablog.com

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Happy Collaboration!