「Internet Marketing & Creative Forum」の『200社の事例が語るソーシャルメディアの天国と地獄』を聞いてきました
今日は午後、『Internet Marketing & Creative Forum』という宣伝会議さんのイベントに行ってきました。
ところが…、PCのバッテリーが持たず断念。途中でPCを閉じ、ノートにメモを取ってきました。
というわけで、特に印象に残った2つのセッションについてブログに書こうと思っていますが…うーん、ゴメンなさい。今日はひとまず一つだけ。9割がたPCにメモを取ることができたエイベック研究所 武田さんのセッション: 『200社の事例が語るソーシャルメディアの天国と地獄』についてだけ書こうと思います。
それでは、エイベック研究所 武田さんのセッション『200社の事例が語るソーシャルメディアの天国と地獄』メモです。
おっとその前に。
いつものように自分の興味にハマった内容だけを書いていますし、言葉は自分の言い回しに変わっていますのでご承知おきを(為念)。
■エイベック研究所(武田さんのバックグラウンド&マーケットデータ&インサイト
・ネットの利用目的調査結果: 1位は商品・サービスに関する情報収集。3位がオンライン購入
・インターネット人口:9,000万人 - CGM人口:6,000万人
・世界でもっともレビューを読む国、日本(有名な韓国以上)
・消費者(ユーザー)は信じたい・信じられる「物語」を探している
・消費者(ユーザー)は贈与・贈答のネットワークに参加したがっている
・Attention & Interest と Desireの間にある壁にCGMがImpactを与え続けている
・ソーシャルメディア(SM)利用者の93%が、企業にSMへの参加を求めている
・CRM、Paid Media、Earned Mediaに影響を与えられる「自社メディア」が大切
・企業コミュニティーに参加する人の割合(たいていどんな業種でも同じ割合とのこと)
参加せずに見るだけ: 100万人 ⇒ 参加する人: 10万人が参加 ⇒ 発信する(アクティブな)人: 2万人 ⇒ スーパーアクティブ(SA)な人: 1,000人。この1,000人のSAがコンテンツの80%を作り、それが100万人へ影響を与えている
■・TAKARA TOMY様事例:
・自社サイトに「サークル」というSMの場を用意し、自分たちはスポンサー(場の提供者)に徹する。ユーザーが自由にコンテンツを制作しており、自社でのコンテンツ作成や編集が不要になった(更新感を出すための新規コンテンツ作成作業からの開放)
■クノール様事例:
・「クノールクラブ コミュニティ」立ち上げ
・情報を発信してくれる消費者の中でも、とりわけ自社Favorの人たちにアプローチ。その人たちに広くCGMの世界に影響を与えてもらおうというアプローチ
・拍手(推奨)ボタンを用意。ハードルが低いことで関与しやすく、一方で一度拍手を送ったユーザーのその後の発信が気になる ⇒ それを繰り返しているうちに関与度も高まりコミュニティーが広く深くなる
■ユーキャン様事例
・検索対象キーワードも拡がる ⇒ SEM上の取りこぼしも減る
■ヨネックス様事例
・試打したお客様の声を、店やイベント会場のPOPに使用 ⇒ 反響が高かったのでWebにも適用したところページビューが2倍に(※サイトリニューアルも同時に実行)。
■ベネッセコーポレーション様事例
・ユーザーインタビューを長期に渡Webで取得(同一ユーザー/1日1回3週間) ⇒ 対面型より深い声が拾えた ⇒ 深いインサイトが導き出せた ⇒ お客様の声を再構成(※SEO対策も実施)し、WebコンテンツのLP(ランディングページ)への動線に加えた ⇒ 1ステップ(ページ)増えたにも関わらずコンバージョン率アップ
・誘導方法を間違えなければ、企業ユーザーコミュニティーはほぼ必ず盛り上がる
・購買は23%上がる/半年
・ユーザーの生の声をWebページに出していくことでページ遷移率があがる
・炎上はまだマシ。炎上しないうちにジワジワと悪い評判が深く広く拡がると取り返しがつかないことに…
■おまけ: twitterについて