Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

「社内SNSと(一般の)SNS」、そして「マイクロブログ(twitter)とブログ」

最近、twitter上のやりとりなどを通じて、以下に関する自分の考え方をもう一度整理し、アウトプットしておいた方が良いのかなと思うことがありました。

 

ということで、「何をいまさら自明のことを」というご意見や「その考え方はおかしい」という方もいらっしゃるとは思いますが、まとめておきたいと思います。 社内SNSと(一般の)SNSの関係」について まず、一般的に「新たな知見や意見、考え方に触れることで自分の知見や器を大きくしていくことができる」という意見は概ね誰にとっても「そうだよね」というものだと思います。 なので、昔からビジネス・パーソンには「どんどん社外の人とも交流を持ち、コミュニケーションや対話の場を持ちましょう」ということが推奨されてきました。リアルな場としての「ソーシャル・ネットワーキング」ですね。 こうした「昔からのソーシャル・ネットワーキング」をより手軽に、簡単にできるプラットフォームとして、ビジネスの文脈の中でもオンライン「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス/サイト)」が頻繁に検討されるようになってきたというのがこれまでの流れだと思います(もちろん、マーケティングviewなどの異なる考え方でSNSを検討されることも多いとは思いますが、今回はその部分は取り上げません)。 そして、こうした「個の知見や受け皿を拡大」するSNSでの活動を、さらに「手にした気づき、身につけた知見を、企業や組織のブレークスルーやイノベーションに結びつけよう」とした時に必要とされるのが「社内SNS」というプラットフォームだと思います。 「あらゆる全ての企業活動をオープンにできる」という企業は、少なくとも私の知る限りありません。 そうした企業内のメンバー(社員や従業員)に対象を絞った形でのSNS、つまり「社内SNS」がやはり必要となると思います。      
こうして社外、つまり一般のSNSでもたらされたアイデア社内SNSに流れこみ、今度は社内SNSで揉まれたアイデアや考え、そこからのスピンアウトが一般のSNSに流れこむという循環が生まれます。 
これが私の考える「社内SNSと(一般の)SNSの美しい関係」です。 (こうして書いてみると、やっぱり「何をいまさら」って感じですが。) マイクロブログ(twitter)とブログの関係」について こちらも少し「社内SNSと(一般の)SNSの関係」に似た話です。 ときどき自分の考えや主張をtwitterに延々と連続投稿している方を見かけます。 誰かとの対話においてそうなることもあるとは思うのですが、正直あんまり好ましいことではない気がしています。 それだけの文字数を必要とする説明や話であれば、マイクロブログではなくてブログの方が良いと思うのです。 twitterって、どうしてもフロー型の情報として、そこで語ったことは流れて行ってしまいやすいですよね。 (自分のtwitterまとめサイトなどを作って対応している方もいますが、これも、誰か別の方が発したものに対する対話の一方側だけだったりすると、「話の展開に一貫性が見いだせない」なんてこともあるかと。) そして、さまざまな人、テーマが一つのTLとなって流れていくところが、セレンディピティーやコンステレーションを生みだしやすいものという魅力の一つでもあるんだと思っています。 また、「ゆるいつながり」の関係にある人同志がコミュニケーションを取る場、その関係が拡がる場として魅力も強いわけですが、ある程度深く相手の主張や人となりを理解しようとする際には、twitter上の「短文の積み重ね」だけではなく、特定のテーマをどう捉えているかをある程度まとまった形で発表しているものが併せてある方が圧倒的に理解できると思うのです。 つまり、「ブログは自分の考えを発表する手段・場」、「マイクロブログは対話の手段・場」、と捉えた方が、以下の観点で良いのではないでしょうか。  
自分が何者かを理解してもらいやすい/主張や想いを理解してもらいやすい
→ 中身の濃い対話につながりやすい
→ 人間関係がより深く、意義深いものになる
もちろん、常に「濃い対話」ばっかりしてたら疲れちゃいますし、バカ話の場としてのマイクロブログもすばらしいと思います(というか、私も普段のほとんどそればっかりです)。 でも、深い対話をしたい、自分の主張をきちんと理解してもらいたいという時には「舞台を変えて伝えることも大切だな」と常に頭に置いておきたいと思っています。      
こうしてブログを「母艦」として想いや主張を発し、それに関する対話のスタートや入り口としてのマイクロブログがあり、またマイクロブログでの対話がきっかけとなった新たな想いや考えがブログエントリーになり…という流れがイイんじゃないかな、と思います。
以上、これが私の考える「マイクロブログ(twitter)とブログの美しい関係」です。 (再び「何をいまさら」って感じですよね…。) 皆さんはどう思われますか? ブログやtwitterにコメントいただけると嬉しいです。 twitter.com 長々としたエントリーになってしまいました。でも、アウトプットしてスッキリ!  

Happy Collaboration!

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