ぱちはらダイアログ11〜15
「民主主義」をメインテーマの1つに掲げて打ち合わせなしでトークする「ぱちはらダイアログ」も早いもので先日15回目を終えました。楽しいものは続くもんですなぁ。
第11回から「ゲストは女性」というシバリを取っ払いました。そして人数も2人になったり、またオフラインでの対面型も復活させたり…。
というわけで、最近5回を振り返って、ゲストで来てくれた皆さんに愛の告白をしたいと思います。
■ 民主主義とUX | ぱちはらダイアログ11(200831)
ゲスト: 坂本貴史さん
15年くらい前、「ウェブサイト」というものを断片的にしか捉えられていなかったおれに、プロとしての統合的な捉え方を教えてくれたのが坂本さんです。
そしておれにとっては、最初の「疑問をストレートにぶつけることができる、身近に存在するデザイナー」だった気がします。デザイナーというのは、そしてアーキテクトというのはこういう風に物事を捉え分解し再構築するのだなぁというのも身近で見せてもらいました。「何でもかんでも表層的な部分から安易に捉えちゃダメなんだよ」って、教えてもらった気がしています
そんな坂本さんとはたまーにポツリポツリと会ったり話したりしていたのですが、今回続けざまに、まずは坂本さんホストの24時間ライブ配信マラソンに出させていただき、続いてぱちはらにゲストで来てもらいました。
坂本さんとの対話はいつも余韻が大きくて、今回も終わった後「なんでなのかな? 」って考えたんだけど、やっぱり坂本さんは実践者なんですよね。
おれなんかが「こうあった方が良くない?」と頭でっかちに考えがちて考えを語るのに対して、その考えに影響を受ける側の立場にしっかりと立脚し考えをすすめる。だから発言に深みがあって、自分の認識や発言を再考させる力があるんだと思う。
…ってこれ、まさにデザイナーであるってことじゃないですか!
やっぱり、坂本さんはおれにとってはデザインの師匠です。
■ 民主主義とバイオフィリア | ぱちはらダイアログ12(201122)
ゲスト: parkERsの梅澤さん
「そろそろ、久しぶりにオフラインでぱちはらやりたいなぁ」と考えたとき、最初に頭に浮んだのが梅澤さんでした。原さんと梅澤さんをつなげたいって気持ちもあったし、parkERsが手がけたグリーンたっぷりな場所を身体が求めていたし。
そんなわけで3月以来のparkERsオフィス訪問でした。ほんと、いつ行ってもリフレッシュできるわぁ。
ダイアログの中でもparkERsオフィスの話が何度か出ていますが、以前レポートも書いていますのでよかったらこちらもどうぞ。
自然とテクノロジーでオフィスを公園に! | parkERs南青山新オフィス内覧会レポート
これまでいろんなところで言っていることだけど、parkERsって本当に「やり切る力」が高い組織です。
「公園の心地よさ」をあちこちに再現し続ける。何十人という組織規模になっても妥協せず、ときにしたたかに東京のど真ん中でもやり切る。それをどんどん発信し、実体経済をもどんどん動かしていく。
-- 自然との共存という理想の姿と、組織の在り方における理想の姿と、おれにとっては夢のような世界を現実にしているのがparkERsです。
梅澤さん、これからもいろいろコラボさせてね!!
■ 民主主義とジェンダーギャップ | ぱちはらダイアログ13(201109)
ゲスト: あすなさん
あすなさんとはこの放送の前日に初めてお会いしました。
旦那さんと2人の小さなお子さんと一緒に家族4人でフォルケホイスコーレ・ショートコースに参加されていて、原さんがジェンダーについてちょっと話を聞いてみたら「めっちゃおもしろかった!」ということで、ぜひお願いしますということで急遽ダイアログにご登場いただきました。
「性教育は人権教育」という視点は、あすなさんと話して今回初めて考えたことでした。そしてとても腑に落ちました。
ところで動画を観てもらえば分かると思うけど、あすなさんはすごく学ばれている方です。これだけのジェンダーや人権に関する知識を持って、子育てを実践されている人がすぐ近くにいることに、とっても嬉しくなりました。
そして喋り方と声がとても優しくて力強い。そして話が分かりやすい。解説するお仕事、向いてそうだなぁ…なんてことも何度か頭をよぎりました。
あすなさんとは何かを一緒に手がけてみたいなぁ。ぜひ長いスパンでこれからもゆるっと付き合ってください!
(12月14日編集) Youtubeにアップロードできたので、リンク先変更しました!
■ 民主主義とコンパス | ぱちはらダイアログ14(201111)
ゲスト: Compathのかおるさんとやさいさん(遠又 香さん & 安井 早紀さん)
ぱちはらダイアログ最初のゲストだったかおるさん(第2回放送はこちら)に再登場していただき、北海道東川町でフォルケホイスコーレを開いているCompathとして、やさいさんと一緒にお話してもらいました。
今回、Compathの8日間のフォルケホイスコーレ・ショートコースにおれと原さんは参加していて、この日はその4日目の夜でした。
実は、この日のこのトークあたりからおれの中で、この2人へのリスペクトがどんどん強くなっていきました。
それまでも「やーすごいなー」とは思っていたけれど、ちょっと質が変わった感じ。なんと言うか、「この2人だったら、やりきって世の中変えちゃうんじゃないの?」って本気で思えてきて。
この2人と友だちでいられることが嬉しいし誇らしいし、2人の前で堂々としていられるよう、おれも頑張ろうって思ってます。
■ 民主主義と出版 | ぱちはらダイアログ15(201122)
ゲスト:廣畑達也さん(ダイヤモンド社編集者)
東川町から帰ってきて最初のゲストは、ソーシャルイノベーション/社会起業家関連の本を多数編集されている廣畑さんです。おれはチャットではやりとりしたことはあったんだけど、顔をみながらお話するのは初めてでした。
お話を聞き、社会起業家以外にも脳科学や行動社会学、自然科学などの分野でたくさんの本の出版に関わられていることを知りました。おれにとっては「どれも、民主主義を考え実践する上で大切な分野ばかりじゃん!」って感じの分野です。
こちらのページに、これまでに担当された作品の一覧が公開されていました。おれ、結構な愛読者かも? 並んでいる67冊の中に、これまで読んだ本が7冊ありました。
今回の話の中で、「本は一番深く刺さるメディア」という廣畑さんの言葉がありました。とても強く同意します。
おれは本を「作者との対話」だと思っていて、いい本を読んだ後はとても良い対話をしたような気持ちになります。音楽も映画も絵画も写真も、どれも強いメッセージを投げかけてくるけど、どれもおれはそれを「受け取っている」という感覚になります。
でも、本に関しては、自分の受け止め方を本に向けて返しながら読み進めているような気分になるんですよね。なんでかな?
廣畑さんの本をテーマにしたイベントとか、そのうち企画させてもらいたいです!!
さて、ぱちはらダイアログ#16はどなたに来てもらおうかなぁ?
Happy Collaboration!