Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

「しあわせにはたらく」ダイジェスト | 『SDGsが生み出す未来のビジネス』セミナー

 

昨日のお昼、『これからのマーケティングとは;SDGsが生み出す未来のビジネス(原裕×ミラクリエイション株式会社)』という本の出版記念オンラインセミナーに、ヘッドライナーの原さんセッションの前に20分ほど「しあわせにはたらく」というショートセッションで前座を務めさせてもらいました。

考えてみたら、原さんとはこれまでワークショップを一緒にやることが多くって、それぞれ別々にセミナー形式のセッションをやるのはひょっとしたら初めてだったかも?

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参加者の方の多くが人事や経営畑の方で、メインテーマがSDGsマーケティングということもあって、少しそれに寄せつつも、普段話している内容をショートバージョンで話したつもりです。

以下、セッションで画面シェアした資料と、話した内容のポイントをいくつか書いておきます。

もし、もう少し詳しく聞いてみたいなって思う方がいらっしゃったら、ぜひリクエストしてください。なんらかの形でお伝えしたいなって思います。

 

(正しく表示されない場合は、こちらのSlideShareのリンクをご覧ください。)

 

■ 表紙 | しあわせにはたらく

■ 自己紹介 | IBMでの社内転職(逆公募)

36歳まで就職せずにフリーターをしながらストリートから社会を観てました。縁あって36歳でネットイヤーグループというウェブマーケティングの会社に声をかけてもらって就職し、縁あって翌年IBMにお声かけいただき転職しました。

IBMでは社内SNSのコミュニティーマネージャーを10年近くやっていましたが、一昨年、コミュニティーマネージャーの職が社内から消えました。その際に、「自分にとってのしあわせな仕事」に向き合いきったのがよかったなって今は感じています。

「自分の得意分野で活躍して周囲の期待に応えること」を理想として、最初から妥協することなく、最高の結果を求めることから始めること。それが、まずIBM社内で自分を活かせる職とマネージャーの募集という形となり、現在のIoTとAIを販売するチームにマーケターとして加わることにつながったんだと思います。そして今の「自分と周囲の幸せのフィードバックループを高めること」へのこだわりを、絶対捨てないことにもつながっていると感じています。

「働きかた」についてこれまでに書いたブログ記事のいくつか

 

■ 大事にしていること | #混ぜなきゃ危険

マルかバツかで答え切れないような「問い」が社会にはたくさんあるけれど、人は多くの場合、なんらかの価値観に依存して「〜〜べき」と決めてしまい、それ以上考えを巡らせなくなってしまうことが増えている気がします。

特に社会のセグメント化が進んでいて、意識しないと自分が所属しているセグメント外の人と混ざりあう機会がとても減っていることに、おれは危機感を覚えます。なぜなら、いろんな価値観や考え方が存在していることを認識して、対話を通じて相対化したり磨きあったりしていくことで自分も周囲も同時に成熟していくものだと思うから。

#混ぜなきゃ危険 をテーマにこれまで書いたブログ記事のいくつか

 

■ 原さんとおれ(ソーシャルシフト・ラボ 〜 デンマーク

■ 世界一しあわせな国の働きかた

デンマークの民主主義

原さんたちと一緒にデンマークに行き、一般企業から研究所まで、幼稚園から大学院まで、首都コペンハーゲンから地方都市まで、いろんなところでたくさんの話をデンマーク人から聞きました。特に、おれは通訳も兼ねていたので現地の人たちとたくさんコミュニケーションを取ることができました。

その中で感じたのは、しあわせな働きかたのベースになっているのが、オープンでフラットな関係性と、それを可能としている民主主義の徹底でした。徹底的に対話して、DIYで自分たちの欲しい社会を作り、好ましい未来に近づけていく。そのデザイン力に圧倒されました。

デンマークをテーマにこれまで書いたブログ記事のいくつか

 

■ なにが自分をしあわせにするのか | 幸せと不幸は裏表じゃない

先日、「幸福学」の権威である慶応大学前野教授がパーソル総合研究所さんと共同で『これからの幸せなはたらき方を探求する はたらく人の幸福学プロジェクト』を出されています。

おれが思うこの研究のポイントは、「幸せの因子」と「不幸せの因子」を対になっているものとして捉えるのではなく、それぞれ「あるとしあわせ」と「ないと不幸」の生みだすものとして捉えてラインアップしていることです。詳しくはぜひ中身をみてください。

一方で、「自分自身をしあわせにするのが何か」「自分自身を不幸せにするのが何か」を知りましょう。統計は「数値であらわしたどこにもいない誰か」です。統計的に多い、少ないからって自分に当てはまるわけじゃありません。どの因子が自分にとって重要かを考えて、試して、見極めましょう。

#幸福中心設計 をテーマにこれまで書いたブログ記事のいくつか

 

■ 自分のSDGsを作ろう

■ Learning by Doing | 仕事も生活も、いろいろ試すことで学べる

誰もをしあわせにする特効薬はどこにも存在しない。自分に効くスペシャルレシピを見つけ出そう。

さらに言えば、自分に効くレシピはずっと同じというわけでもない。何か違和感を感じたときには、矢印を内側に向けて見直してみよう。

暮らしも、仕事も、生きかたも。頭で考えるだけじゃなくて、少しでも実践してみよう。実践することで初めて理解できることが、世の中には溢れている。

Happy Collaboration!