Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

リコメンデーションは数から質(ソーシャルグラフ)へ

大変遅くなりましたが、皆さま、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

 

さて、ここの所
と、肉離れの話を続けて書いてきていますが、実は未だに治っておらず、右脚を引き摺るようにして歩いております。

 

やっぱり年取ると治りも遅いものなのでしょうか…やれやれ。
当然、あまり外に出歩く気もせず、仕事もひと段落ついていたので、年末年始の前後約2週間のほとんどを家の中で過ごしておりました。
そんな生活をしていて、特に感じたのが、「やっぱり、人と繋がっている感がもたらすものは、普段思っている以上に大きなものだ」ということです。
いくつか、もう少し具体的に紹介したいことがあります。

 

まず応援メッセージをいただいた皆さま、ありがとうございました。本当に心に沁みました。
応急処置の方法から治療中の心構えなどのアドバイス、そして「焦らずじっくり治しましょう!」といった精神的サポートまで、一つ一つがとても嬉しかったです。

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それから、もう一つまったく別の観点で、ソーシャル・リコメンデーションについてです。
元々「年末年始の間にあれを買おう、これを買おう」と思っていたものがあったのですが外出がままならず直接買いに行ったり、モノを見に行ったりするのが難しい状態でした。
そんな中、インターネットでうろうろと製品情報やクチコミサイトを見ているうちに、当初の予定とは違う製品に興味を持ち、その経緯や製品についてちょこっとTwitterなどに書き込んだところ、実際に使用している人からの声に背を押されて購入に至ったものが複数あったんです。

 

オンライン上の製品レビューや価格比較、リコメンデーションは数えきれないほどありますし、その効果やプロモーション力についてもここ数年あちらこちらで語られているもので、特に目新しいものではないですよね。
でも、1年くらい前までは、上に書いたように「製品情報やクチコミサイトで情報を集めて判断する」ところまでがほとんどだったんじゃないかと思います。
つまり、ここで「新しいな」と思ったのは、その後の「これ買おうと思うんだけど、効果あるのかなぁ?」という私のつぶやきに、(ゆるくではあっても)直接的に繋がっている人が使用しての感想を教えてくれて、それで購入まで至った、という部分です。
これって、ちょっと文脈は異なるものの、さとなおさんの言う「SIPS」や、「共感からはじまる」という話に近いものじゃないかな、と私は思いました。

 


「S(Sympathy:共感)→ I(Identify:確認)→ P(Participation:参加)→ S(Share:共有)」

 

なんと言うか、これまでのオンライン・リコメンデーションの考え方や力点が「数の論理(たくさんの人が良いと言っている)」だったものから「質の論理(自分のソーシャルグラフ内の人たちが良いと言っている)」に変わってきていることを、身を持って実感したんですよね。

 

再びさとなおさんのさなメモからですが、『ソーシャルメディアが大きく変えてしまうもの』で書かれている
お茶の間崩壊以降、男女各世代バラバラに分かれていた人々が、「つながり」によって再編成されようとしているのである。
は本当にその通りで、これはマーケティングの世界だけじゃなくて、世の中の有り様にも大きな変化を与えることだと思います(そう考えると、ホラ、もういろんなところにちょこちょこと現れてきていませんか?)。

 

ところで、実際に私は何を買ったと思います?
「いくつか」のうちの一つはPanasonicさんのスチーマー ナノケア EH-SA60でした。
「加湿器が欲しい」という話から、妻の「どうせなら、寝ながらも肌や髪がきれいになるヤツがイイ!」ということになって、それをつぶやいたところ@yuusudoさんに背中を押してもらいました。
ということで、そのうち私Pachiも「お肌ツルツル髪ツヤツヤ!」になってるかも?!

 

Happy Collaboration!