◢◤平成終わるんだ◢◤昭和死ね!!!
ちょっと前に、オンラインの数カ所に<いわゆる「おっさんマインド」が肥大、膠着して周囲に害をもたらすようになったものが「老害」>ってことを書いて、その後に<おれが思うおっさんマインドのリスト>を書き出してみました。
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- 組織内においては「見て見ぬふり」も必要。
- サラリーマンは上司の言うことは聞かなくてはいけない。
- 大きい方が小さいより強い。早いことは遅いことより良い。
- 株価も市場シェアも、高ければ高い方が良い。
- 若いときの自分の方がいまの若い人より優秀だ。
- 仕事は辛くて厳しいもの。
- 空気を読み、みんなの意見には同調すべき。
- やっぱり仕事は顔と膝を突き合わせて。
- 前例がないことは試さず、常に言い訳を用意しておく。
- 意見はオープンな場で言わない方が得。
- 社長が言うことは絶対。役員が言ういうことも絶対。
- 大多数側にいる方がうまくいくもの。
- 特別な理由がなければオフィスで働くべき。
- 重要な情報はまずは上司が知るべき。
- 情報はできるだけ溜めておいたほうが有利。
- 自分が上であることが伝わるようフィードバックは塩辛く。
- 社員は監視しなければ手を抜く。
- 職場では別の人格となり、本当の姿は見せない方が良い。
- 職場においては弱さを見せてはならない。
- 職場では有能で価値のある人材であるように見せた方が良い。
- 職場において、思いやりは贅沢品。
- 職場内での競争は避けられないもの。
- 給料とは我慢料。
- 会社員たるもの理不尽耐性は高めなければならない。
- 社内では手柄を横取りされないように気をつけている。
- 与えられた仕事は受け取らないわけにはいかない。
- 会社のルールは絶対。ってゆーても別に何が変わるわけでもないし。
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まあなんでこんなことを書き出したかというと、最近やたらとおっさんマインドについての言説が目に付くようになったから。
そしてその理由はおそらく、こうしたマインドセットの引き起こす弊害、つまりは老害が引き起こす問題がいよいお臨界点を超え、物事が成り立たなくなったりスタックしてしまう場面が増えてきたからじゃないか、と。
と、ここまで書いておいてなんですが、いろんな方の意見を聞いているうちに、<おっさんマインドと老害>という言葉の使い方を変えようと思っていました。
- 北風と太陽 - 老害もおっさんマインドもそれを持つ人の多くはおっさんなので、無駄に刺激してしまうとむしろ頑なにしてしまうのでは?
- オオカミ少年 - 実際には性別も年代も関係ない<思考パターンや思い込み>なので、おっさんとしてしまうことでむしろ関係ない話としてスルーされてしまうのでは?
- だいくとおにろく - より多くの人に自分に関係のある問題として捉えてもらい、その弊害について一緒に考えようと呼びかけるのなら、もっとみんなが「それな!」と思う言い回しを考えるべきでは?
どれもその通りだなと思いつつ、「それな!」が見つからない…。
と思っていたある日、とあるワークショップに参加していると「東京オリパラ2020にあなたが求めるものは?」というお題が
そして同じグループで一緒にワークしていた方から出た言葉が「昭和を終わらせる」でした。
これだ!
結局ぼくらが息苦しいのは、すでに大体30年前に終わったとされている昭和の空気が、そこかしこにまだまだこびり付いたままだからなんじゃないだろうか。
組織で言えば、偉い人がたくさん居座っているとりわけ上の階の方に。
さあ、窓を開けて空気を入れ替えよう。窓が開かないオフィスなら、風が通り抜けるよう、できるだけたくさんの扉を開け放そう。
昭和の空気が残っている部屋は息がつまってくる。まるで昔のタバコが吸えたオフィスにいるかのように。
そうだ、もう一つ誤解を受けがちなところを事前に明確にしておかなくちゃ。
昭和もおっさんも、昭和マインドもおっさんマインドも、その存在自体をダメだと言うつもりはありません。
もし、あなたが昭和のおっさんマインドの固まりであっても、それを表出化させて周囲に害を与えていないのであれば、それはあなたの自由だし老害じゃありません。
あくまでも自分の中でだけ、あるいは同じ価値観の集まりの中でだけお願いしますね。
とは言え、<さよなら、昭和マインド>だとなかなか振り向いてはもらえなさそうでもあり…。というわけで、タイトルはこれで。
平成終わるんだ昭和死ね!!!
参考 : 「さよなら、おっさん。」に込めた思い | NewsPicksの「さよならおっさん」について
Happy Collaboration!