EGMサミット2012 Summer開催レポート
イベントは大きく以下3つの柱で構成されていました:
- パネルディスカッション「もしあなたが社長だったらEGM欲しいか? ~会社公認EGMのメリットとデメリット~」
- パネルディスカッション「EGMと越境する社員~あの壁を壊すのはあなた~」
- 懇親会(リアル・ソーシャルネットワーキング)
今回は、その振り返りと、伝え切れなかったことを書きたいと思います。
でも、その前に。まずは感謝と賞賛の言葉を送らせてください。
そして、「毎月やっている"いつものEGMフォーラムという集会"の雰囲気を伝えよう。よそ行きじゃない姿を見せよう」という裏目的も達成できたんじゃないかと思います。 これは登壇者&それをサポートしてくれたEGMフォーラムのメンバーのおかげです。みんなに心からの感謝を。
さて、ここから昨日のセッションの振り返りです。 ただ、全体をテキストにして「起こす」のはちょっとしんどいので、それはToggeterを活用させてもらいます。
■公認がいいのかとか、炎上対策はどうすればという話しは、深層的に管理型組織とオープン型組織のどちらを求めているのという話とつながっているんじゃないか
そして、私の感性では社員のみんなも、そういう会社のほうが素敵だし共感できるし、それが自社なら誇りに思えるし秘めている忠誠心も高まるんじゃないでしょうか。 では、CEOがそう考えているのに、そして社員もそれを望んでいるのに、なぜ進まないのでしょうか??
でも、それだけじゃないのではないでしょうか。本当の敵、そしてひょっとしたら最強のの敵は、みんなの心の中のどこかにある「管理されているほうが楽」という気持ちだったりして…。
やっぱりキーワードは「規律と自律」だと思います。「機械的組織と有機的組織」「中央集権構造における服従と分散組織構造における忠誠」なんて言葉が頭に浮かんできませんか。
■「オンラインだから(ソーシャルだから)xxだ」と皆さんおっしゃりますが…
話しの展開で若干行き先を変えたところはあるのだけれど、昨日の「社内ソーシャルは社長公認の方がいいのか」という問いの裏には、「スカンクワーク」とも呼ばれる内々の取り組みの方が、往々にイノベーティブなものにつながりやすいということを考えると、「管理下(監視下?)に置かない方がよいのではないか」という面や考え方もありました。ただ、その話しの前段的な要素を持つ「社長公認 = 就業時間の書き込みもOK = 雑談もOK(というかそれが中心)」というわかりやすい話しの方が中心になりましたが。
「オンラインだから(ソーシャルだから)xxだ」っていう話、もうそろそろやめませんか? 職場で一切の私語を禁止している企業だったら、ソーシャルでも一切の私語を禁止すればいいですよ。 元々1日中仕事している振りしてサボっている人がいるなら、ソーシャルがその遊び場になるのも無理ないですよ。
これは社内ソーシャルの話しじゃなくて、会社のより根源的な部分じゃないでしょうか。? 「社内の悪い部分を表面化してもらっちゃ困る」というスタンスでは、社内ソーシャルが上手くいくとは正直思えません…。むしろ、「そういう悪い部分をどうしていいのか」を社員みんなで考え、実行に移すための場としての社内ソーシャルじゃないの?!
最後にもう一つだけ。 今回のイベントは社外のイベントで、このブログは社外にあります。
もし、今回のエントリーを読んで、何か感じるものやアイデアに結びつきそうなものを得る人がいれば、少なくとも誰かにとってプラスの意味を与えたことになりますよね。 そういう場を提供して育てていくのって、とってもステキで重要なことだと思います。