Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

「いま、指名されるプロフェッショナルへ、 ~パーソナルブランディングと人前力~」に参加してきました

7/15修正: 後半の「ルール34」について、私の配慮不足な点があったため修正しました。
5/27に『人前で話すことが楽になる 人前力 33のルール』という本を出版された山本 秀行氏のセミナー「いま、指名されるプロフェッショナルへ、 ~パーソナルブランディングと人前力~」に参加してきました(NECさんのWisdom主催)。
もうすでに3日経ってしまっているのですが、ちょっと遅くなってしまったのは山本さんから著書を頂いたので、そちらを読んでから併せてポストしようと思ったからです。
リアルのセミナーを本で追体験したことで、理解やハラオチがぐっと深まりました。
「人前力」はどちらかというとリアルなフェーストゥーフェースにおける力なので、「Social Mediaとどう関係あるの?」ってとこもあると思いますが、根本的な部分でオンライン、オフラインのどちらにも役立つ力だと思います。
ということで、セミナーで取ったメモを黒字で。そして本の中でさらに解説されている点を青で。私の感想を赤で書き込みます。
■通常は1~2日みっちりやる「人前力養成講座」のダイジェスト版
・人前力の定義: 人前で自分の考えやメッセージをちゃんと伝える力
・アタマで「わかった」ことと、実際に「できる」ことは違う。
 そうそう。ヤラなきゃ身につかないよね。
・自己紹介=自分プレゼン。ポイント: 1.自己紹介の目的を確認 2.第一印象をプロデュース 3.キーワードを入れる
 オンラインでのつながりがどんどんと拡がり多くの人が注目していますが、これは「オンラインでのつながり方」の大事さと比例するものだと思います。
 オンラインでのつながりを意義深いものにするためにもオフラインでの第一印象(インプレッション)がスゴく重要になってくるかと。
・ブランドは他者の心:マインドの中にあり、他者評価によって築かれていくもの
・ブランドのコアは「USP:ユニーク・セリング・プロポジション」
・ブランドとは何か - 約束。誰もがイメージする「何か」を持つこと。例: 20台の男女に「初めてのデートでスタバ、タリーズドトールのどれに行く?」と質問すると、ほぼ100%「スタバ」。そこには「居心地の良い空間」が約束されている
 「約束」を自分と相手が共有していることが大切ですよね。
 いきなり意外性やサプライズをかますっていうのも時に効果的ですが、まず、基本は「共通認識による地固め」から入るのが王道ってことですね。もちろん、相手や狙いによって違う手段もあるとは思いますが。
・パーソナルブランディング = 指名される自分を作ること。例: xxと言えば○○さん。○○さんにお願いしたい
 一朝一夕に成り立つものじゃないですよね。だからこそ、今始めることが大切。スタートが遅れれば、その分、成立も遅れると考えた方が良いですね。
・人前で流した冷や汗やアブラ汗の経験は、インターネット上では得られない
~『人前力』(ルール1)~
どんなにインターネットでのコミュニケーションが発達しても、「実際に人に会う」という、リアルなビジネスやコミュニケーションがおろそかになることはありません。
 その通りですね。私の知ってる狭い範囲の話ですが、オンラインでのコミュニケーションが上手な人ほどオフラインで「人と会う」ことを大事にしていると思います。
 そして、「冷や汗…」のくだりについては、逆もまた真なりかと思っています。インターネットの情報の拡がりの速さや範囲を考えると、そして、その記録性を考えると、オンラインで流した冷や汗もそこでしか得られない(得たくない?)ものかと。
・フィードバックをもらおう。他者評価によって、次にインプットすべき課題が明確化される
 これはオン/オフにかかわらずその通りですね。
 そしてオンラインは比較的フィードバックをもらいやすい場なので、オフラインのフィードバックをオンラインで上手に貰えるような工夫をしておくと良いですよね。オフとオンを上手に結びつけるのにも有効な手段だと思います。
・魅力ある人の話は「エモーショナル」を出すのがうまい
・楽しい話は楽しく伝よう。オノマトペを使いこなせるようになろう: 身振り手振りをつけるとオノマトペが出やすくなる
・~『人前力』(ルール11)~ 異業種交流は<人前力>を養うチャンス: 職場とは違う環境に身を置くことで視野が拡がるとともに、そこでの交流があなたのコミュニケーション方法や表現方法に拡がりをもたらす。
 <人前力>の観点やパーソナル・ブランディングの観点だけではなく、いろいろな立場でさまざまなシチュエーションの身を置くのはとても素晴らしいことだと思っています。
 「視野が拡がる」ことの言い換えになりますが、自分の役割や価値、そして自分への評価を多面的にとらえることで、客観的な自分の位置づけができますよね。
 ちょっと話がズレますが、その場を持っていないまま職場で「ダメ出し」をされ続けると、自分を過小評価してしまったり卑下してしまったりにつながってしまうんじゃないかなぁ。
~『人前力』(ルール25)~ プレゼンは対話の場: プレゼンは勝負ではなく、自分が考えたことに対して相手に理解や共感を得てもらうための対話であると考えるべき
 この後、プレゼン相手は「味方」「未来の仲間」だとか、「質問は対話を行う絶好の機会」「相手の言葉を引き出そう」という言葉が続くのですが、まさにその通りだなと思いました。
 私は話しているうちについつい一生懸命になり過ぎた結果、自説を押し付けがちなところがあるので、自分のテーマに「対話できてるか」を再設定します。。。
~『人前力』(ルール30)~ 話しはじめる前から、惹きつける: 話し手は話しはじめる前から見られています。「登場時の期待感」--これこそが話しはじめる前から相手をひきつけるポイント。登場時の期待感が、集中力をつくる。
・人前力:ルール34(本の中では、ルールは33で終わってるのでリアルセミナーでのみ提供される特別版)これはナイショ、です。ナルホド~と腹落ちするものだったので、ぜひ、興味があれば『人前で話すことが楽になる 人前力 33のルール』を読み、山本さんのセミナーに参加してみてください。
 
ふー。また長いエントリーになっちゃいましたが、それだけ感じるものがあったんです。
ところで、セミナー修了後にNECさんの「ブロードバンド・ソリューションセンター」見学会に参加しました。
いくつかのデモを見せていただいたんですが、特に印象深かったのがデジタル・サイネージのデモ。顔認識技術って、70%の精度で年代まで当てるそうです。
そんな中、私Pachiが「30代男性」と認識されていたのがちょっと嬉しかったりして(30%のハズレに入った! なーんて、ひょっとしてでも参加者を喜ばせる仕掛けだったりして?!)。
 
そして、最後まで一人会場に残って、『人前力」著者でセミナースピーカーの山本さんといろいろとお話しさせていただきました。オンライン/オフラインでの人前力についてや、今後いかにパーソナル・ブランディングが企業に貢献していくかなどを意見交換させていただいたんですが、とてもエキサイティングで、ぜひまたじっくりと話をさせていただきたいなぁと思いました。
山本さんには改めてコンタクトさせていただこうっと。
 
ということで、Social Mediaとの関連…あったでしょ? 人前で話すのが苦手じゃない方にも、『人前で話すことが楽になる人前力 33のルールオススメします!
 
Happy Collaboration!