Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

伝えたい! 理解されたい!! 繋がりたい!!!

自分自身の「モチベーションのあり方」に疑問や問題意識があるわけではないのですが、最近『モチベーション3.0(ダニエル・ピンク著)』という本を読みました。 (話題のベストセラーなので読んだ方もきっと多いでしょうね。)

 

その中で語られている話とは違うレベルの話ですし、むしろもっと昔からある「人間の欲求論」に関する話なのですが、最近、「伝えたい」「理解されたい」「繋がりたい」という欲求レベルが低い(少ない)人が増えてきているのかなぁ、と感じる機会がたびたびあります。

私は学術的な話は苦手なタチなのですが、世間に広く認識されている欲求論として『マズローの欲求階層説』というのがありますよね。

(間違っているところがあるかもしれませんが)乱暴に言ってしまうと、「人間、衣食住が足りると次に"所属と愛の欲求"、"承認(尊重)の欲求"、"自己実現の欲求"と欲求のステップがさらに高次のものへと上がっていくという理論です。 (詳しくはWikipediaの『自己実現理論』をどうぞ)

 

私はこの理論を「ホントそのとおりだなぁ」と思っていて、もっと自分にとって身近な言葉にすると、衣食住の次の次元として顕著なのは以下の3つなんじゃないかなぁ、と思っています。

 

  • 伝えたい
  • 理解されたい
  • 繋がりたい

 

「伝えたい」は、"所属と愛の欲求"に属するものかと。人間、自分の考えや感情を人に伝えたいと思うものですよね。

言い換えると、それを伝えなければ「自分がそこに存在していること」を認識されないわけです。

 

そして、オフライン上の行動においては口を開かず、それこそ「眉を上げる」や「腕を組む」でもなんらかの意思や感情を伝えることができるわけですが、ソーシャルメディア上ではそうはいきません。

「コメントを書くには忙しすぎる」とか、「それほどの強い思いがない」ということもあるとは思うのですが、Facebookの「いいね!」ボタンをクリックするとか、Youtubeの☆をクリックするとか、そういったことすら面倒だと感じている人が結構な割合でいるんですよね。

 

そして同様に「理解されたい」や「繋がりたい」は"承認(尊重)の欲求"に属するものだと思いますが、そもそも、前段階の「伝えたい」で躓いてしまう人たちは、その気持ちも「まあイイや」で終わらせてしまい、何のアクションも起こさないで終わってしまいます。

自分がソーシャルメディア上で活動していると、誰もが日常的にこうした活動をしているものだとついつい思いがちなのですが、非アクティブな方々と会話すると「まあイイや」という方が自分が思っている以上にいらっしゃるのですね。

この点はソーシャルメディアにアクティブな人ほど理解しておく必要がありますね(自戒を込めて)。

 

「別にオンラインにはそれを求めない」だけかもしれません。それならまあ良いです。

「リアル(オフライン)の部分で十分」なだけかもしれません。それならまあ良いです。

でも、そうではなくて「伝えたい」「理解されたい」「繋がりたい」という欲求自体が少ないのは…。

これって、人間としての生命力が落ちてるってことなんじゃない?

 

やっぱり、欲求がなければ人間成長しないと思います!

みなさん、オンライン上であれオフラインであれ「伝えたい」「理解されたい」「繋がりたい」にもう少し貪欲になってみませんか?

--なんてことを考えながらすごした41歳の誕生日でした。

オンライン、オフラインでおめでとうコメントをいただいた皆さま、ありがとうございました!

 

Happy Collaboration!