Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

Bespokeのフューチャーズ・デザインが今こそ必要なわけ

今日から3カ月ぶりのFutures Design Workshopがスタートします。

気合いを入れなおすために、なぜ今Bespoke流の<Futures Design>が必要なのかを書き出してみました。

未来志向

現在の「市民・生活者」を中心に据え過ぎると、「未来の市民・生活者」が置いてきぼりにされてしまいがちだから。

現在可能なことやすでに存在していることに重きを置き過ぎると、「未来の可能性」を過小評価してしまったり、それに意識が届かなくなってしまうから。

地球/環境志向

現在の「環境」を中心に据え過ぎると、「未来の地球」が置いてきぼりにされてしまいがちだから。

大量生産〜大量消費〜大量廃棄というリニアな生活や構造から脱却し、サーキュラーで持続可能な構造やスタイルを追い求めるものだから。

社会課題解決志向

多くの人びとの共感を得ることで解決対象と解決方法を拡げることができ、社会的インパクトを高めることができるから。

STEEPV((社会(Social)、テクノロジー(Technological)、経済(Economic)、環境(Environmental)、政治(Political)、人々の価値観の変化(Values))というフレームワークで課題に新たな光を当てることができるから。

人間志向

好奇心、積極性、オプティミズムを持って関係者とコラボレーションすることで、組織内外の支援者を増やすことができるから。

異なる価値観の存在に気づき、それを認めあい受けいれあいながらそれぞれの価値観を磨いていくことができるから。

可能性拡大

まだ生まれる前の未来市場での優位性を確立しにいくことで、ビジネスと組織の持続性を高めることができるから。

自分たちが欲しているもの、大切にしているものの根源を見つめ直すことで、その発展方向性を広く大きくできるから。

FunやSurpriseの体験や五感を使うことを重視し自分たちの可能性を十二分に引き出せるようにされているから。

自分自身の考えや感性を前面に出すことで相手の考えや感性を引き出し、現状打破のための突破力(情熱)を高めることができるから。

オリジナリティー

Situate、Search、Sense、Scale という4つのフェーズから成る「発散と収束」の繰り返しにより、未来と現在の距離を近づけることができるから。

未来洞察というリサーチ手法を軸に望ましい未来への道を見つけ出し、デザイン手法というデザイナーのマインドセットと道具でその道を整備する、他にはないアプローチだから。

自分たちが何者でありたいのか、何者にはなりたくないのかを問い直すことで、より一層他と一線を画することができるから。

自身を突き動かす好奇心や興味を無視したり押し殺したりすることなく、それをプロジェクトの大きな流れに組み込むことができるから。

チームビルディング

枝葉やディテールではなく、上位概念と現状について関係者がしっかりと対話し、一緒になって作り上げていくため一体感があるから

北欧型の「ディープ・デモクラシー」を基盤とすることで、一見相反する価値観や異なるスタイルをも受け入れ、誰も取り残さずに持続性を高めることができるから。

制度やルール、肩書きや立場で「しばる」ことなく、誰でもいつでもプロセスに変化を起こせる自由があるから。

実践的

ビジョンをアクションに変換し、アジャイルに社会実装とスケーリングを繰り返し続けられると同時に、ピボットのタネも常に見つけられる手法だから。

Learning by doing(ラーニング・バイ・ドゥーイング)の考え方に則り、初心者から熟練者まで、やればやるだけ新たな発見やアプローチを手に入れられるから。

理論と実践を行き来しながら、そこに自分たちの気づきやこだわりを簡単に入れ込めるカスタマイズ性の高い手法だから。


「それで一体、BespokeのFutures Designってなんなの?」>ってなりますよね?

近いうちに改めて今の自分の言葉で言語化してみようと思っていますが、それまではこちらのリンク先をご覧ください。

【レポート前編】デンマーク発・未来を創造する「Futures Design」ワークショップ

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Happy Collaboration!