Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

「EGM×フューチャーセンター」は「想い×対話×気づき」

EGMサミット2011 Autumn、無事終了しました。これまでに今回を含めていろいろな関わり方で3回参加していますが、もっとも充足感や高揚感を得られるものだったんじゃないでしょうか。

まずは、登壇いただいた方々はもちろん、準備や当日の運営をがっちりやっていただいたEGMフォーラムのメンバー、NTTデータの皆さんに賞賛と感謝の拍手を送らせてください。いや、ほんとに素晴らしかったです!

 

今回は、社内SNS、ワールドカフェ、フューチャーセンターと、一見「住人が違う」というか、あまり表層的にはセグメントが被らなそうなテーマ(それもそれぞれがかなりのBigテーマ)を「公私混合」というキーワードでつないで、そこで何かがスパークするか(して欲しい、させたい)というのが狙いだったと思います。

でもよく見れば、どのテーマもそれぞれ本質に持っているのは「対話と気づき」「現在と未来への想い」だし、それをつなぐ公私混合とは「今の私たち自身が置かれた環境()」ですよね。

そう考えると、これらがいろんな意味・観点でオーバーラップしあったりチェーン・リアクションを引き起こしたりするのは必然だったのかな、と今となっては思います。

 

好きであろうと嫌いであろうと、社内託児所や在宅勤務という姿そのものが公私混合を現しているじゃないですか」というNTTデータ社長の山下 徹さんの言葉もありました。 そして私は「公私混合」って「ワークライフ・バランスからワークライフ・インテグレーションへ」って話と同じだなと再認識しました。

と、イベント全体の振り返りはここまでにして、ここからは山下さんの講演『脳業社会の働き方~ 貢献力と公私混合~』について書きたいと思います(もうすこし全体を俯瞰したい方はこちらの『新しい未来に向けて~EGMサミット2011 Autumn参加報告』というなおきさんのブログ・エントリーと、右にセットしたTogetter『EGMサミット2011 Autumn - PachiチョイスのShibotter』をご覧ください。)

 

ここで一つぶっちゃけます。

実は私、ある意味今回の目玉とも思われていたNTTデータ社長の山下さんの話にはほとんど期待しておりませんでした。。。

 

と言うのは、山下さんの著書『貢献力の経営』を読んで、書かれている内容については「イイじゃない」と概ね賛同していたものの、なんと言うか、山下さんの「想い」の深さや大きさがあまり伝わってこなかったんです。

正直に言うと「これ、社内のいろんなところから話をかき集めてアピールしてるだけで、自分の言葉として書いてないんじゃないのかなぁ?」と感じてしまっていたんです。

 

でもそれが今回、直接1時間お話をお聞きして変わりました。 最前列のかぶりつき席で見ていたからか、山下さんの言葉一つ一つがご自身の言葉なんだなと、その目の輝きや息づかいからはっきり感じられました 時に「実は私は当初反対していた」とか「最近になって初めて聞いた話ですが」など、正直な言葉と共に自分ごととして語られている姿には「本物」を感じました(偉そうですいません。ごめんなさい!)。

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山下社長の講演の後、『貢献力の経営』の中にあった以下の言葉やフレーズが素直に自分の中に入ってくるようになりました:

 

■ うまくコミュニケーションしていくことが成果のカギ。それにはまず自己開示から。

→ 社長はどこまで自己開示しているんだろう? と思っていましたが、間違いなく積極的に自己開示されているんだろうな、と思います

 

■ 公的な場だと、人はつい自分の立場にとらわれてしまい、自由な情報交換はあまり望めない。公式だけではなくインフォーマルな関係作りにも力を。

→ 「インフォーマルな関係」を生まれやすくするコミュニケーション・スタイルをお持ちの方だと感じました

 

■ 社員一人一人の知を引き出す仕組み化: これからの知識社会においては、規模拡大の最大のメリットは知識総和量。

→ 「理事への昇格に貢献を必須条件としている」という話は、ここにつながっているのかな、とも思いました。なにより「貢献できない人間が上になっちゃったら、皆さん大変でしょ(笑)!」という話には笑いながらも膝を打ちました

 

ワールドカフェの話も、フューチャーセンターの話も書きたいことはあるんですが、長くなっちゃうので今回はここまで。

最後に、関係者のみなさんと、ステキな「場」を作り出した当日ご参加いただいた皆さんに、もう一度感謝の気持ちを込めて「ありがとうございました!」

Happy Collaboration!