Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

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ソーシャルメディアウィーク東京でぐつぐつと血を煮えたぎらしてきました

 

■アートとジャーナリズムの未来形

当初はまったくブログを書くつもりはなかったのですが、セッション後半から自分の中の血が騒ぎ出し、最後の5分で我慢できずに「空気なんか読むか!」という感じで質問をぶつけるところまでぐつぐつと血が煮えたぎり、セッション最後のいくつかの言葉でカタルシスにまで達したので、ブログに書いて少しだけクーリングしようと思います。

(だってこのままじゃ興奮冷めやらんっ!)

あ、いったい何の話だかこれじゃさっぱり分からないですね。

2/16から一週間、各地でさまざまなセッションを開催している「ソーシャルメディアウィーク東京」の「アートとジャーナリズムの未来形~社会問題をどう提示し共有するか?」に参加してきました。

登壇者

モデレーター: 竹下 隆一郎さん (朝日新聞 メディアラボ)

プレゼンター:猪子 寿之さん (チームラボ 代表)

プレゼンター:長谷川 祐子さん (東京都現代美術館 チーフ・キュレーター)

■「今日のセッション、これだけでよかったじゃん」

セッションの最後に登壇者たちから出てきた言葉です。

さまさまなインスタレーションを「かわいい」「ラブリー」などの言葉で情報に体温をまとわせたり、わかりやすさの中で抜け落ちてしまうプリミティブさを言語化してみたりと、そんな時間が過ぎた後の、締めの一言:

「今日のセッション、これだけでよかったじゃん」

…最後のどんでん返しこそ、カタルシスをもたらします。

というわけで、ぐずぐず書くのはやめて「これだけ」にします。

●うんち・おならで例える原発解説~「おなかがいたくなった原発くん」

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●Homogenizing and Transforming World / 世界は、均質化されつつ、変容を続ける

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●Hanyu Falls Twice, but Still Wins Gold

※ 写真の使用は問題がありそうなので、ぜひリンク先で「雄弁な写真」をご覧ください。

■「滅びへの道を自ら歩むなんて、何かがおかしい。そこにはBugがあるはずだ」

私の血が騒ぎ、心臓がバクバクして、進行の人や猪子さんをちょっと困らせてしまったかもしれない質問をせずにはいられなくさせられた言葉です。

なぜなら、そこに私は猪子さんがネットの先にある世界を「ディストピア」ではなく「ユートピア」でもなく、「普通の日常」として捉えていたから。

いや、普通と言っても今の延長線上にある「普通」ではなく、人々がオープンにイキイキと生きている日常が、猪子さんの目に映っていたのが見えた気がしました。

ここのところ自分がゆっくりと考えている「ネットの先の未来」に対するヒントが、一瞬ではあったけどたしかにそこにあったような気がしました。

…ということでこんな質問をしました。

ドワンゴの川上さんは「ネットの先で人類の歴史は終わる、きっと負け戦になるだろうけど、その前に一発くらい喰らわしてやりたい」というようなことを言ってます。猪子さんはどうですか? 負け戦だろうけどそれでも一矢報いたいでしょうか? それとも僕らは勝てますか?」

(何のことだかわからないですよね…。詳しくは以下の記事を読んでいただければと思います。)

"集合知というコンピュータの中では,人間はもうCPUじゃないんですよ。人間はCPUじゃなくてリレースイッチか何か"

「ひろゆき」みたいな人間が増えていくと,人類は滅亡する!――川上量生氏との対談企画「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」年末特別号

猪子さんの答えは…「まあ、もう勝ち負けとかはいいじゃない」という答えでした。会場にいたらしい友人が取ってくれていた質問してるときの写真

うん。たしかにそれを考えるより、アクションしたほうがいいのかもしれません(でも、私は考え続けますけどね)。

最後に。

猪子さんの言葉で、頭にこびりついているものを。

  • 「マスメディア以前、人は自分の周りの近隣な情報とインタラクティブにやり取りしながら世界を作っていったんじゃないか」
  • 「秩序を生み出す"制度"がひとり歩きして、モンスターみたいなものに…んんー。」
  • 「社会はいとも簡単に自分を変容させるけど、自分だっていとも簡単に社会を変容することができる。と信じたい、信じさせたい」

もっとちゃんとしたレポートが欲しい人は、すでにこちらにまとめられていました! どぞ。

Togetterまとめ - 【140220】ソーシャルメディアウィーク029「アートとジャーナリズムの未来形 ~社会問題をどう提示し共有するか?」 #SMWTOK #SMW14

Happy Collaboration!