社内ソーシャルを支える仮説たち
社内ソーシャルとは哲学なのではないか。という仮説を立てています。
「社員は力を発揮できる機会を常に求めている」という原理原則の上で導入され運営されてこそ、本来の力を100パーセント発揮するものではないか。という仮説を立てています。
「社員は、企業が新たにチャレンジすることが必要となればそれに取り組むし、対応すべき問題があれば対応するという行動原理を持っている。そして、その社員たちのコミュニケーションとコラボレーションを支援するのが社内ソーシャルである。という仮説を立てています。
社内ソーシャルに取り組んでいる方や検討をしたことがある方なら、きっと「あるある!」と複雑な笑いを感じてくれることでしょう。
さて今回、ただいたずらに「社内ソーシャルはビッグなもので、思想であり哲学なのだ」と大風呂敷を広げたいわけではありません。 何でそう思うのか、何がそう思わせるのかを仮説として整理し、その仮説を社内ソーシャルに取り組んでいる/取り組もうという仲間に共有しておきたいというのが目的です。
以下、3つの仮説とそれへの取り組みを:
仮説 問題の解決策、あるいは解決策を生みだす一端は、社員一人ひとりに備わっている
故に 社員が個々の知や個性を、存分に発揮できる場所が必要
しかし 急に「今出せ。明日までに必要。」と言われても出しづらいのが知や個性。
よって 日常的に知と個性を発揮できる場と環境が存在し、活用されているべき
仮説 特定の目的を持った組織においては、元来備わっていた多様性も、均一性や画一性に向かいやすく、集団腐敗や疲弊を生み出しやすい
故に 均一性や画一性が強くなりすぎないよう、思考や志向に対する継続的な揺さぶりが重要
しかし 集団運営において管理が容易なことから、管理者は短期的な視点で均一性や画一性を利用しようとしがち
よって 新たな取り組みや考え方を取りいれ、行動につなげていく「コラボレーション・エナジャイザー」が大切
仮説 変化し続けることが常態の環境や状況においては、多様性が優位性をもたらす重要な要素
故に 社員一人ひとりが自身の個性を発揮し、特有の性質をそれぞれが認識しあえることが重要
しかし 企業内においては、「会社の理論」という不可解なルールやパターンが横行しやすく、自由意志や行動を奪われがち
よって 個性や特性を前面に出すことができ、立場や役割に縛りつけられ過ぎない場が必要
どうでしょうか。 これからも日々、この3つの仮説の検証を繰り返し、皆さんにお伝えしていきたいと思っています。ご期待ください。
Happy Collaboration!