パチの取説/ユーザーガイド
及川さんがWork Switchというウェブ・メディアに寄稿された『“人の機械化”が生産性アップの鍵!? 元グーグル及川氏が語る、AI社会に備える方法。』がとてもおもしろく、じっくりと3回読みました。
“人の機械化”が生産性アップの鍵!? 元グーグル及川氏が語る、AI社会に備える方法。
http://work-switch.persol-pt.co.jp/oikawa/
導入部分から中盤そしてクロージングまで興味深い考察の連続なのですが、特に最後のハイコンテクスト社会と人間の機械化に対するアプローチの話はとても気になってすごく心に残りました。
機械に扱われることを考えるときのように、人間の行動のパターンを定義し、さらには自分のことを定義するのは、人間関係にとっても意味があるはずです。 … ハイコンテクスト社会は生きやすいという側面もありますが、一方で本当は理解し合えていないにも関わらず、わかったふりして付き合っていることもあります。 … ハイコンテクストな、いちいち言わなくてもわかっているような社会は生きやすいですが、機械から扱われるようなレベルで自分の定義を記述し、公開することは、それを否定することにはなりません。
「自分のユーザーズマニュアル、自分のAPIガイドを記述公開することは、”わかったふりを強要されがちな社会”に染まらずに生きる方法の一つだ」と私は及川さんの言葉を理解しました。
というわけで、さっそく取扱説明書を書いてみます。
パチの取説/ユーザーガイド
・ 完璧主義者なところがあります。とりわけ近しい人に無意識にそれを求めてしまう傾向があります。
→ 相手にそれを求めていることに気がついていないことも…。そんなときはそっと指摘してほしいです。
・ 人の役に立ちたがります。とりわけ自分ならではのことを頼られると意気に感じて頑張ります。
→ 実力的に期待に応えられないことも少なくありません。また金銭的なお願いに対してはドライです。
・ 起きてしまった失敗や過ぎ去ったことに寛容です。いつまでも未練を残したり愚痴ったりはしません。
→ 反面、失敗した人や未練がましい人への共感力が低いです。「ちょっと冷たくないですか?」ってそっと指摘してほしいです。
・ 褒められるのが下手です。すごく嬉しいし喜んでるのに、恥ずかしくなっちゃって「ハイハイありがとね」って終わらせようとしちゃいます。
→ 「褒めて損した」と思わないでください! 本当は嬉しくて万歳して走り回りたいって思ってます。
・ ときどき「悪魔の代弁者」を買って出ます。同調圧力が高い場面に遭遇するとぶち壊したくてたまらなくなります。
→ ときどき「悪魔の代弁者」を演じているうちに本気になってしまいます。「もういいよ、分かったから。」と解いてもらえると助かります。
・ 権威や威光を笠に着る人を目の敵にします。また、権威や威光に弱い人を鼻で笑いがちです。
→ 自分でもこれが極端過ぎることは分かっちゃいるのですが…。目に余るときには「今日はアレルギーの発症がひどいですね」と忠告してください。
・ 話が長かったり声がでかかったりすることがあります。ときにさらに長くなったりでかくなったりすることも…。
→ 理解されたい気持ちが空回りしているときです。冷たい目で黙って憐れむかのようにじーっと見てやってください。
・ 調子に乗りがちです。そして喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプです。
→ 成功体験も失敗体験も、そのときその場ではがっつり受け止める方です。が、すぐ忘れてしまう方なのでときどきリマインドしてもらえると助かります。
・ 見栄っ張りです。そしてかっこ悪いことを極端に嫌がります。
→ そして見栄っ張りであることはかっこ悪いことだと認識しているのでときどきそのギャップに苦しみます。また、「かっこ悪いこと」も貫き通せばかっこ良くなるという認識も持っています。
・ 沈黙が苦手です。リアクションがないと、一人で間を埋めようと何かを喋り続けます。
→ 「うるさいよ!」でもいいのですが、できれば優しく「沈黙は金だよ! 沈黙は金なんだよ!!」って言って欲しいです。
・ 人の名前を覚えるのが苦手です。覚えているフリも苦手なのでストレートに「何さんでしたっけ?」って聞くこともちょいちょい。
→ 興味がないわけではなく単純に苦手なのです。名前以外の属性/タグ(会った場所とか共通の友人とか興味を持っているものなど)で覚えているので許してください。
・ 回りくどい言い方や行為、人が苦手です。人それぞれだとは思うので相手を尊重しようとは思っているのですが…。
→ とは言え、顔に「回りくどくて嫌です」と出てしまうこともあります。そんな時はちょっとだけでも率直になってもらえると嬉しいです。
うーん、ここまで書いてきて、ちょっと薄っぺらい自己分析に過ぎないような気もしてきました…。
これ、自分一人で深掘りして作成するのは難しいですね。誰か、お互いに一緒に作りませんか?
Happy Collaboration!