働きかた
「僕らから見ると、相当に思い切っているというか、勇気がいる選択をたくさんしてきているように見えるんです。何でそうできるんですか?」 -- 半月ほど前に、とある企業向けの風土変革プロジェクトでセッションをして、その後の懇親会で参加者の方からいた…
「空間の質(Quality of Space)ってなんだろう?」「何が空間の質を高めるのだろう?」「そもそも空間とはそこにいる人にとって何を指しているんだろう?」 -- そんなことに興味を持ち始めて数週間。あちこちに思考が流れてしまいもやもやが募るばかりなので…
「パチさんって組織・人材開発系とか、ナレッジマネジメントや知識創造系とかに意外と詳しくないですか?」 ここ数カ月の間に知り合った方と話していると、ときどき言われる言葉です。そして最近、なぜかそう言われる機会が増えている気がします。 私は去年…
今週の木曜日、仲良くしてもらっているparkERsの梅澤さんにお声かけいただき、中央大学のPBL(Project Based Leaning)講座でゲスト登壇させていただくことになりました。 テーマは「働くとは?」。 私にお声かけいただいたということは、私という「変わった実…
「新しい部署にはもう慣れましたか?」 Watson IoT事業部に異動してひと月を過ぎ、社内外でこういう質問をいただく機会が増えました。それから「パチさんは新しい部署でどんなことをされているんですか?」とも。 参考: 昨年12月に書いた記事: Watson IoTで活…
■ エネルギーってなんだろう? わたしにとっての一つの答えは、人や物事を動かす力です。 そして多くの場合、それは摩擦と熱伝導を意味します(なお、物理的な話はこの後一切出てきません。そういうのを期待している方はここまでで)。 摩擦は、ときどき思い…
そろそろ、変えたほうが良くないだろうか? 何がって、タカハシとキノシタである。 「まずは弊社役員、タカハシからご挨拶させていただきます」 「それに関しましては、担当のキノシタが説明いたします」 「あいにくツチダは今席を外しておりまして」 とかと…
「わくわく」「どきどき」 — 「新しいチャレンジ」を語るときによく用いられるオノマトペです。 「ひやひや」 — 私パチの場合、そこにこれを足すと、自分ごととして語るのにちょうど良い感じがします。 わくわくどきどきひやひや。 IBMで新チームに加わり、…
2週間前に書いた『私が活躍できる仕事をIBM社内で探しています』にはたくさんの反響をいただき、本当にありがとうございました! 想像よりはるかにたくさんの、新旧のそして社内外の友人たちからの応援メッセージに、たっぷりの多幸感を味わわせていただきま…
※諸事情により、数週間公開を見合わせておりました。投稿内容は11月時点のものとなります。 もろもろの事情から、現在所属している日本アイ・ビー・エム(以下IBM)のCIOサービスという部門から近々離れることになりました。 トータル8年くらい所属したのか…
先日発行された富士通総研さんの機関誌『ER』第9号「メタナショナル経営論 グローバル化を問い直す視座」に、「デンマーク流幸福中心デザイン - 複業家が見たヒュゲの国の生きかたと働きかた」という2ページの論文(というかコラム)を掲載いただきました。…
4月の終わりから先週にかけて、3つのデンマーク関連のイベントで2月のデンマーク視察で私が感じてきたことをお話しさせていただきました。 その中で、今回は5月16日のLIFULL HUBさんでのイベントと5月23日のFUSION_Nさんでのイベントについて当日の様子や感…
来週と来月、3つのコワーキング・スペースで開催されるイベントで、デンマーク視察旅行で体験してきたことや感じたことをお伝えする機会をいただきました。 ■ 4月27日(金) 3×3lab Future @千代田区大手町 さんさんネットワーキングvol.24〜デンマークの幸福…
新入社員向けの「ソーシャルな働きかた」研修を、今年も約600人の同僚となった新しい仲間たちに受講してもらいました。 2年前のブログにも書いていますが、「ソーシャル・ツールの具体的な使い方」と説明や解説はその当時から比べてもぐっと減らしています。…
デンマークでの学びを言語化しようシリーズ第4弾です。 前回はこちら: 一人じゃ学びも限定的だし、ヒュッゲも味わえやしない コペンハーゲンでは、コントラプンクト(Kontrapunkt Design House)という国際的なデザイン / ブランディング・エージェンシーを…
個人の性格特性をベースに分析し、キャリア開発や最適なポジションの選択に活かすための<職業的パーソナリティ調査>というものがIBM製品にはあり、そのアンケートとフィードバック・セッションを先日受ける機会がありました。 ものすごく衝撃的で、同時に大…
リクルート社が推進している〈iction!〉というプロジェクト主催の〈ワーキングマザー / ファザーVR体験会〉に参加してきました。 「ワーキングマザーVRなにそれ?」という感じで、どんなものか興味をお持ちの方も多そうなので、今回は感想をいくつかシェアし…
私が『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』という本を手にした理由は、「プロジェクト・アリストテレス(※)」という「心理的安全性が成功する優れたチームを作る鍵である」というGoogle社の有名な研究結果の分析、あるいはその研究過程が取り上げられて…
先週、『ロボットに半分仕事を任せて複業しよう(仮)』という、これからの働きかたや展望を語り合うイベントに参加してきました。 一緒に参加した松本さんのイベント・レポートで、どんなスタンスでどんなトピックが語られていたかが大体イメージできるの…
自分の心の奥から聞こえる声に向き合い、まったく違うフィールドで働きはじめる。 そんなチャレンジをする友人の話を聞きました。 自分の価値観と、自分を取り囲んでいる価値観とのズレから目を逸らさない。 自分の中の小さな違和感にギュッと蓋をしたり、モ…
前回、「働き方改革って、なかなかスッキリと腹落ちする感じは得られません。とりわけ、「組織として」という観点からは。」というエントリーを書きました。 働きかた改革準備 – 「働く」の意味と14の労働価値 会社のルールや制度ができあがるのを待つので…
「これじゃ働きかた改革じゃなくて働かせかた改革だ」も、 「働きかた改革じゃなくて検討すべきは休みかた改革です!」も、 「働きやすさばかりが取り上げられているが働きがいはどうした」も、 正直、もう飽きました。 IBM社内の「働き方改革検討タスクチー…
及川さんがWork Switchというウェブ・メディアに寄稿された『“人の機械化”が生産性アップの鍵!? 元グーグル及川氏が語る、AI社会に備える方法。』がとてもおもしろく、じっくりと3回読みました。 “人の機械化”が生産性アップの鍵!? 元グーグル及川氏が語る…
数週間前に「実体験も乏しいままで、頭でっかちに何が語れるというのか」「他人事ではなく、自分ごととして感じていきたい」と、シェアリング・エコノミー(以下「シェアエコ」)について書きました。 シェアリング・エコノミーつらつら 今日はその後の話を…
「働きかたを考える」という記事を、雑誌やウェブメディアを通じて毎日目にします。 (とは言え、半分くらいは「働かせ方を考えるじゃんこれ」って読んでて思うもののような気もしますが。) 国連の定めたSDGs(持続可能な開発目標)にも、「働きがいも経済…
ちょっと前に受けた社内研修で、”Fit for You”というセルフ・アセスメントと、それを活用したリレーションシップやチーム・ビルディングについて学びました。 これが、とてもシンプルだけど「働きやすさと働きがい」「組織の価値観と自身の価値観」「エンゲ…
Mac Fanという月刊誌に、IBM社員が自分の仕事や最近の活動を紹介する「Apple@Works」という、1ページの連載企画があるのですが、今発売中の3月号にちょっとしたコラムのようなものを書かせていただきました。 「コミュニティマネージャーと欲張りエナジャイ…
資産とは、ある程度の期間にわたり恩恵を生み出せるもののこと(…)使用したり、放置したりすれば、価値が減少する --当たり前に聞こえるこの言葉も、資産の意味するものが「友人関係」「スキル」「健康」「評判」だと聞いたら「え?」と思う人も少なくないの…
4回に渡った「日本(人)の労働生産性」シリーズも今回が最後です。 私なりに生産性の観点から考えた、「ソーシャル」と「モチベーション」と「ダブルワーク」についての提言を書きます。 ■ ソーシャルを活用して自分の活動を公開する 前回の『日本(人)の労働…
前回、前々回のブログ記事で書いたことを大雑把にまとめてみます。 「日本(人)の生産性が低い」とは、「日本の景気は下がり続けているのに総労働時間は変わっていない」の言い換えに過ぎない。 (『日本(人)の労働生産性(1) – 分母と分子』) 個々のプロセ…