Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

ベースサプリとエナジードリンク - マインドフルネス半年経過レポート

 

マインドフルネスを始めてから2カ月経ったときに『マインドフルネスって厄介だけど大切だと思う』を書き、4カ月経ったときに『健康と安全 – マインドフルネス4ヶ月目レポート」を書きました。

タイミング的に「次は8カ月経ったとき書こうかな」と思っていたのですが、上記のブログ記事をお読みいただいたとある会社から「マインドフルネス実践者へのロングインタビューをさせて欲しい」というリクエストをいただき、昨日実施してきました。

約2時間強、いろいろな質問に答えていたら、「ああそうか。俺はマインドフルネスをこんな風に捉えていたんだな」と思うことがいくつかありました。

そんなわけで、マインドフルネスを始めてちょうど半年の今をレポートします。

 

■ 「パチさんにとって、マインドフルネスは何に似てますか?」

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以前、『「マインドフルネス」で得られるのは「平静な心」なの「フロー/ゾーン」なの?』にも書いたように、私がマインドフルネスで得たいのは上の図のオレンジの線です。

精神状態がゼロより下に行ってもすぐに元に戻ること。贅沢を言えば、どんなときにもゼロより下に行かないことなのですが…、まあ、それは高望みし過ぎですかね。

 

一方で、私の周りのマインドフルネス実践者に多いのは図の緑の線。自分のピークを自在に引き出せるようになりたくてやっているという人たちです。

必要なときにすぐにベストパフォーマンスを発揮したい。

 

これって、体調を管理するベース・サプリと、もう一踏ん張りして自身のピークを引き出すエナジードリンクの違いみたいなもので、私にとってはマインドフルネスはベース・サプリに似ているようです(飲んでないけどね)。

 

「パチさんにとって、マインドフルネスを別のものに例えると何になりますか?」という質問から出てきた一つが、上記のサプリとエナジードリンクでした。

 

そして「似ているもの」として、他にもこんなものが頭に浮かびました。

  • スマホ - 短いスキマ時間でも無駄にはしていない気分になれる
  • タバコ - 呼吸を中心とした短時間アクティビティーで気分や空気を変えられる(こともある)
  • トレッキング - 自然と調和できているような気分に、自分の深いところと調和できているような気分になれる
  • エアロビクス - 没頭することで他のことを(一時的に)頭から追い払える

 

 

■ 「パチさんはマインドフルネスの何が好きで何が嫌いですか?」

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私がマインドフルネスを好きなのは、自分の心をコントロールすることがもっと上手になれそうだからです。

私はもともと強く落ち込んだり考え込んだりすることが少ない性格なのですが、どうやらその分「落ち込んだり悩んだりするのが下手っぴ」なようです。慣れてないんですね。

簡単に言えば、行きすぎちゃうことがあって、一つのネガティブな出来事が心に引っかかると「次もネガティブなことが起こるに違いない」と思ってしまったり、「これまでのポジティブな経験も水の泡だ」と思ったりしてしまうことも。

 

でもよく考えれば、何か一つ悪いことがあったからって、それが次の悪いことにつながる確率を高めることは少ないですよね。それに、一つのダメな出来事が過去の成功や価値を打ち消すわけじゃない。

これまでどうにか足掻いてなんとかやってこれたんだったら、次だってどうにか足掻ける可能性が高い。その瞬間を見ればすごくネガティブにしか捉えられない出来事も、引いた視点から大きく捉えれば、新しい何かがスタートするゼロ地点に過ぎないのかもしれない。

 

頭では分かっていても、こうした考えかたを身につけるのは簡単ではないですよね。

でもマインドフルネスの実践を通じて、本当にこう思えるようになってきたような気がしています。まあ、気のせいかもしれませんけどね。

 

あ、嫌いなのは…というか苦手なところは宗教的な要素と併せて語られるところです。

「それが好き」って人も多いと思うのですが、個人的にはそのあたりの要素とはあまり関わりたくないんですよね。

 

■ 「パチさんは最近どんな風にマインドフルネスを実践していますか?」

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最初の頃は「教科書通りにやらなくては」って感じが自分の中ですごく強かったのですが、2カ月前に『呼吸に執着しない』で書いたように、じょじょに自分なりのやりやすくアレンジしたり実験したりするようになっています。

そして最近のマイブームは「マインドフルネス with 脚マッサージ・マシーン」です。

GENKI(社内のフィットネスクラブ)でエアロ系トレーニングをしたあと、リラクゼーションルームの脚マッサージ器にかかりながら、呼吸に意識を集中したりマッサージされている脚の感覚に集中したりしています。

 

マッサージ前の運動がいい感じにウォーミングアップになっているのか、わりと雑念が湧きづらい気がします。

とは言え、それでも日によっては全然集中できないことも。

そんな日は胸ポケットに入れたiPhoneから40BPMにセットしたメトロノームの音を最小にして流し、呼吸のリズムを整えてから「May I be happy. May I be healthy. May I be safe. May I be at peace.」と自分に唱えています。

 

 

つい最近、とある本で「共感と思いやりの違い」について読みました。

はたしてこれが正解なのかどうか、私にはわかりません。でも、しばらくうーんと考えてしまいました。

最後にそれを紹介します。

 

共感とは、相手の感情や意見を聞いて理解し、それを自分ごとのようにイメージする力。

思いやりとは、状況や状態から、相手の置かれた心情をイメージして寄り添ったり見守ったりする力。

そして自分自身に対して優しさや思いやりを持つのが下手なままで、それを人に示すことができるのか?

 

 

May we be happy and at peace. Happy Collaboration!