SDGsとエナジャイザー - 欲しくて欲しくてたまらないもの
SDGs * に関して意見を求められたり、対話をしたりすることが最近また増えてきました。
* 持続可能な開発目標 / SDGs (Wikipedeia)
一つの理由は、先日SDGsの17の目標が描かれたシールをいただき、その写真をFacebookにアップしたことかもしれません。
(ちなみに、2018年の1月1日付けで、SDGsアイコンの一部が改定されています。下の写真に写っているアイコンは改定前のものですね。)
対話のテーマとなるのは、主に以下の2つです:
ある意味、ものすごく両極端です。
でも、どちらも実態を踏まえている話だと思いますし、どちらも重要な話だと思います。
以下がそれぞれへの現段階での私の答えです:
- 17の目標の言葉だけを見るのではなく、1つ1つにおかれた下位目標(ターゲット)を見て、自分の興味範囲や関連とのつながりを見つけ、自分のメインエリアを決めてもらう。
- 「SDGsって書いておくと社内予算が取りやすい」とか「SDGsはメディアに取り上げられりゃすい」とか、そういう商魂の逞しさも、包括的に見て意味や価値を台無しにしてしまうものじゃなければ、活用して良いのではないか。
細かく言えばもっといろいろありますが、だいたいこういう風に思っています。
(とは言え、2についてはこう書きながらも自分自身まだ揺れ動く気持ちを持っています。それでも、大局的に見て小さな部分やグレーな部分に引きづられない大きなデザインが必要なんだろうって感じています。)
そして自分でも、1の<17の目標の言葉だけを見るのではなく、1つ1つにおかれた下位目標(ターゲット)を見て、自分の興味範囲や関連とのつながりを見つけ、自分のメインエリアを決めてもらう>について、改めてやってみました。
実は、169の下位目標には、日々の生活とか日常の範囲からかなり遠いものや言葉も多くて、<見よう!>と強く意識しなければなかなか頭に入ってこないんですよね…。
とは言え、ここを見ないままキャッチコピー的に書かれている17の言葉だけしか見ないでいると、問題を正しく掴めないんじゃないかな?
ということで、以下、私のメインエリアと、その中心となる下位目標です。
目標16:平和と公正をすべての人に
- 16.b 持続可能な開発のための非差別的な法規及び政策を推進し、実施する。
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目標10:人や国の不平等をなくそう
- 10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、すべての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。
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目標12:つくる責任つかう責任
- 12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
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目標4:質の高い教育をみんなに
- 4.3 2030年までに、すべての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
自分がこれまでやってきたことやこれからやりたいと思っていること、きっとやれると思っていることをもう一度見つめた結果です。
私が昔からずっと欲しがり続けてきたものは、すべての人が自分らしくいることができる社会です。すごく欲しくて欲しくてたまらない。
皆さんも、自分は何を日常の中で大切にしたいか、あるいは何に気持ちをおきたいかしたいかを、考えてみませんか?
参考までに、昨年7月にSDGsの目標達成状況についてのレポートが発表されていて、157カ国の順位や目標別の達成度合いが発表されています。
ベスト3は上からスウェーデン、デンマーク、フィンランドで、日本は11位だそうです。 そして日本の達成度合いが高いものは<目標4:質の高い教育をみんなに><目標8:働きがいも経済成長も><目標9:産業と技術革新をつくろう>だそうです。どうですかちょっと意外なところある気がしませんか?
そして逆に低いものは…。高いところと合わせて、下記のページで詳しめに解説されているので読んでみてください。
SDGsの日本の目標達成状況とこれから
最後にお知らせを。
先日、そのビジョンにとても共感している会社「エンゲージメント・ファースト」のChief Engagement Energizer(チーフ・エンゲージメント・エネジャイザー)に就任しました。
錚々たる顔ぶれに混ざって、私も自分のコミットするSDGsと共に掲載していただきました。
SDGsとソーシャルグッドなマーケティングについて、ぜひ対話し、一緒に考えていきましょう!