Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

6/18のイベント 「企業Twitterは誰が使うべきか」に行ってきました

6/18(金)、アスキー総研の「企業Twitterは誰が使うべきか―企業のシーシャルメディ活用における最適な体制、ポリシーとは?」というセミナーに行ってきました。

トライバルメディアハウスのイケダハヤトさん、マイクロソフト熊村 剛輔さん、日本IBM栗原 進さんと、6名のスピーカーの半数が知り合いや仲間たちで、その方々によるパネルディスカッションもあり(結局時間の関係で「パネルQ&A」になりました)、とても参考になりました(あ、と言っても私は企業Twitterの「中の人」をやっているわけではありませんが)。

セミナーに関するつぶやきはハッシュタグ #asken930 でtwitter上にもまだ残っていますし、togetterというサービスを使ったつぶやきのまとめも公開されています。

togetter.com

でも、今回は初めてセミナーという形でお話を聞くことができたトライバルメディアハウスのイケダハヤトさんの講演にフォーカスして、私が会場で取ったメモを中心にまとめておきたいと思います。

例によって例のごとく、言葉はハヤトさんが言った通りのものではありませんし、内容も私にとって興味があった部分だけを抜き出したものです。そして赤で書いたものは私の感想・コメントです。

 


 

株式会社トライバルメディアハウス SMMアナリスト イケダハヤトさん 『ソーシャルメディアをどう読み解くか』

Twitterの現状: 1日あたりのツイート数は世界で6,500万件、そのうち780万件が日本から--ってことは、全世界の12%のtweetが日本から発信されている ■興味関心/位置情報/モノ情報/購買情報/生体情報 -- これらがさらにマッチングされていく「情報の可視化」は止まらない ⇒ 今後『露出リテラシー』の高い新しい消費者が中心になっていくのでは

「露出リテラシー」は初めて聞くワーディング。なるほど言い得て妙ですね。 デジタル・ネイティブのもう一歩進んだ形で、あらゆる自分に関する情報を出していくことに抵抗がないどころか、価値を感じる人たちが持っているものですね。 タラ・ハントさんが著書の中で「デジタル・ネイティブたちは、ソーシャルメディア上での自分に対するnegativeなコメントやバッシングを受け流すのが上手い」ということを書いていたと思いますが、それも「露出リテラシー」の高さと大きく関連するものだと思います。

 

■「企業Twitterは誰が使うべきか」 ⇒ 使いたい人が使えばいい(まあ、これじゃ話は終わっちゃうけど)。ただ、そこにはあると良い資質が4つある 1. (製品・サービス・お客様への)愛 2. 社内調整スキル 3. ソーシャルメディアの土地勘 4. コミュニティー・マネジメントスキル

2の「社内調整スキル」は、MSのゴウスケさんもご自身の講演の中で「最低限、法務と人事のサポートは必須」と言う話をされてましたね(リンク先は以前、ゴウスケさんのお話をまとめたエントリーです)。 pachi.hatenablog.com ところで、この「あると良い資質」4つはTwitterに限らず、ソーシャルメディア担当者全般に求められるものですね。

 

■『ファンを「スーパーファン」にするツールがツイッター』by @kjer from COACH ■未来の話:Chief Contents Officer(編集者)が必用となるのでは--COOの役割は、Aggregate / Filter / Connect の3つのステップで、企業内外のコンテンツを編集してストーリーを伝えること ■Twitterfacebookのおかげでコミュニティーの維持・拡張が容易になった。それを利用して参加者同士のコミュニケーションを促進できる「コミュニティーマネージャーが必用

これはスゴく腹落ちしました。以前「ソーシャルメディアの普及と企業の擬人化」というエントリーの中で『オンラインでの活動をサポートするソーシャルメディアが普及し、物理的に「実際に顔と顔を突き合わせた」活動から離れ、もっと地理や時間から開放された形での活動が当たり前になり、そこでグループや団体に属するようになった』と書きましたが、そのグループや団体が上手く成り立っていくかどうかは、このコミュニティマネージャーの力量がモノを言うと思います。 pachi.hatenablog.com この「オンライン・ファシリテーションスキル」は、"Collaboration Energizer"を名乗る私としてももっともっと身につけたいと思っているものです。が、これがかなり難しい…。

 

ということで、ハヤトさんの講演は20分という短い時間でしたが、改めてハヤトさんとは今後も意見交換を通じ、いろいろな気付きを頂きたいなぁと強く思いました。

今回は登壇者のみなさんが本当に高い知見と経験を持たれている方ばかりで、とても刺激的で良いセミナーでした。 また、懇親会でも登壇者の皆さん以外にもたくさんの方たちとお話できて楽しかったです(前職の同僚、スーパーIA(Information Architect)坂本さんとも会えましたし!)。

 

最後に、一つ宣伝を。 6月29日の夜、赤坂で『ソーシャルメディアで企業の「内」と「外」をつなぐ』というトークイベントがあるのですが、そこでスピーカーをさせて頂くことになりました。 今回のセミナーで『IBMのソーシャル・メディア・ガイドラインとその活用事例』の講演をした栗原さんと共に、「ソーシャルメディアを活用したB2Bブランディング」と、「ソーシャルメディアを活用した社内活性化プロジェクト」についてお話させていただきますので、ぜひ、ご都合がつく方はご参加ください(コチラのページからもお申し込みいただけるようです)。

一般的な講演という形式ではなく、もっとざっくばらんに、飲み食いしながら(飲み放題です!)皆さんと対話できればいいなと思っています!

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それでは、Happy Collaboration!