ソーシャル×モバイルで働きやすさを
WIRED日本版の『INNOVATIONS INSIGHTS』(※)にこんな記事が掲載されていました。
モバイルがIBMに何をもたらしたのか。
モバイルデヴァイスが働き方を変える ビジネスのあり方そのものも変える
※「未来をつくるアイデア&イノヴェイションマガジン『WIRED』の「1年分が届く」プレゼントキャンペーン実施中!」だそうです。応募締切8月25日なのでぜひぜひ。 http://wired.jp/innovationinsights/campaign/
内容は、営業部とマーケティング&コミュニケーションのマネージャーが「モバイル・ワークスタイル」について語っているもので、IBMの働き方の実態がよく表れているんじゃないかと私は思いました。
(一方で、日々「IBMほど社員毎にワークスタイルに幅がある会社も珍しいだろう」とも感じています。その理由の一つは「マネージャーの持つ裁量がすごく大きいから」だと思うのですが、この辺りの話はまた別の機会に考察してみようと思います。)
記事の中から、印象的な言葉をいくつかピックアップしてみました。
引用ここから
『セールスチームがiPadを実際に活用して、自分たちが使っている環境、サーヴィスそのものをお客さまにご利用いただく、ということです (…)日本IBMだけでも、約3,000台のiPadが支給されています。そもそも、2006年くらいからBYOD…』
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『顧客訪問時間は約4割増加し、会議のリードタイムは80パーセント削減され、情報検索に使っていた時間の50パーセントが削減されています。社内コミュニケーションが活性化したと感じている社員が約5割増え…』"
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『モバイルデヴァイスがいつもオンラインになっていれば、そこには位置情報も含めてあらゆるデータが入ってくる(…)その先に、社員だけでなく、いろんなお客さまと一緒にコミュニケーションしながら知見をためて、新たなビジネスチャンスを生み出せるのではないか…』
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『わたしには子どももいて、妻も働いています。ですから、どうしてもフレキシブルな働き方をとる必要があります。常にオフィスにいることができないわけで、BYODを活用「せざるをえない」のです(…)承認プロセスをモバイルで行えるかどうかは、非常に重要…』
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『BYODは、ひとりの人間として働き方に求める「多様性」を適えてくれるものだと思っています(…)働き方の多様性を許容する企業には、結果的に、そこに集まる人間にもダイヴァーシティを生むのでしょう。そして、その流れは、さらに加速するだろうと…』
引用ここまで
私はセールス担当者ではありませんが、セールス担当の仲間と行動を共にすることは多いです。そしてもう10年近く前ですが、マーケティング&コミュニケーション部門で働いていました。
そんな私から見ても、本当にモバイルが働き方を変えたと感じています。
さらに言えば、ソーシャルとモバイルがそれぞれの強みを活かしあっていることが、「働きやすさ」をIBMにもたらしていると感じています。
例えば、昨年「業務内容と人のつながり、そしてコミュニケーションのタイプとツールの関係」を分類し、どんな風にIBMでコラボレーション・ツールが使われているかを分析してみたことがあります。
(『コミュニケーション & コラボレーション・ツールの特性と得意分野』より)
ところで、上の4象限チャートを作ったときは各象限のツールに距離感があったのですが数カ月前から社員に提供されるようになったIBM Verse(※)により、とりわけモバイルでのユーザー・エクスペリエンスが格段に良くなりました。
※「Verseなにそれ?」な方は下記のページが分かりやすいかなと思います。
IBM Cloud ソリューション | IBM Verse
(Verseの話しもまた別の機会にするとして)今回一番伝えたかったことは、以前『企業内ソーシャルとCTR(新旧コントロール)』に書いたCTR( C: Culture(社内文化や暗黙知) | T: Technology(技術やツール) | R: Rule(規則や制度))の、Tに関してもIBM社内ではさまざまな取り組みが進んでいて、実践知が次々と蓄えられているということです。
それは、社員にとってもっともっと「魅力的な企業」に成るため。そしてその実践知を活かしてみんなと未来を描くため。
社内外で「多様な働き方の実践」を応援します。