Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

読書メモ

『強いチームはオフィスを捨てる』を読みました - テレワークとメキシコの漁師

ものごとが広く受け入れらるようになるまでには、風穴をあけるような言葉や人が反論を巻き起こし、次に現れる中和的というか迎合的なところがあるものが受け入れられていくものなんだろうか。 それはひょっとしたら、最近パタリと耳にしなくなった「ノマド…

『「納品」をなくせばうまくいく』を読んだ - シュート性のセンタリング

かれこれ5年ほど前から仲良くしてもらってる倉貫さんの本『「納品」をなくせばうまくいく』。 すごく面白かったです。 システムエンジニアリングやプログラミングを生業としている人にとっては相当刺激的な内容だと思います。 おそらくは「敵なのか味方なの…

『ソーシャルマシン』を読んでみた - 物体とは硬い殻をかぶったデータ

今後も「自分には関係ない」と言い続けることもできるだろう。 ただ、それは、たくさんのことを「見送る」生き方を選んだことを意味するのではないだろうか。 もうすでに、そうとう見送る生き方をしてきたんじゃないか。まだこれからもそれを続けるつもりな…

『企業はなぜ危機対応に失敗するのか』を読みました - 読書メモ漢字多め

先週一週間、九州旅行に行ってました。旅先で出会ったいろんなおもろいモノについて書きたいいい! と強く思っているのですが、なかなか時間が取れません…。 とは言え、新たにアウトプットしたいこともどんどん増えていってるので、今回は旅行中に読んだ「こ…

『グロースハッカー』を読みました - 制約とはスーパーキノコである

昨年あたりからバズワード的にあちこちで目に耳にするようになった「グロースハッカー」という言葉。 一度ちゃんと理解しておきたいと思って手に取ったのが『グロースハッカー』という本です。 結果、自分がこれまでやってきたことや、今やっている仕事を再…

トンネラーって何さ? - 『トンネラーの法則 どんな逆境もはねのける人はどこが違うのか?』を読みました

「トンネラー? 聞いたことないよそんなの。何それ?」 「苦難の時期や棘の道をあたかも"トンネル"を抜けるかのようにくぐり抜け、その先の向こう側に到達できる人のことだよ」 「…程度の問題だろ。でか過ぎて乗り越えるのが無理な障害もあるじゃん」 「そうだ…

『ザ・マネージャー 名将が明かす成功の極意』を読みました - フットボールを愛する人へ

私、1997年からイングランド・プレミアリーグを見続けているアーセナル・サポーターです。 ただ、サポーター暦こそそれなりに長いですが、試合よりも試合後のレポートなどの文字情報に触れている時間の方が圧倒的に多い「頭でっかち」なサポーターです。 そ…

『実力を100%発揮する方法』を読みました - 優等生になんて負けるか!

去年、『知らない自分に会いにいこう - 占いの向こう側』というエントリーの中でもちょっと触れた本、『スタンフォード大学の超人気講座 実力を100%発揮する方法(シャザド・チャミン著)』を読みました。 ググッときた一冊だったので、読書メモをシェアしま…

2013年読書大賞発表! - 超主観「良い対話ができた本」ベスト10

なんかバタバタしてるな……と思ってたら、そうかもう12月! 少し心を落ち着かせたいな、とこの週末は今年1月からの読書メモをパラパラと読み返してみました。今年もだいたい100冊くらい読んだみたい。 本の読み方って、けっこう人それぞれで個性がでますよね。…

8対2的読書メモ - 『ワーク・シフト』

『ワーク・シフト』というタイトルから明白ですが、仕事/働くことをテーマにした本の読書メモです。 でもね、表面的な仕事の話が書かれているだけの本じゃないです。 というか、働くことって多くの人間にとって長時間長期間にわたり日々併走するものじゃな…

読書メモ『10万人に愛されるブランドを作る!』 ライフネット生命 中田さんの講演を前に

ライフネット生命保険 社長の出口治明さんが、「よくメディアに取り上げていただいているのは私と副社長の岩瀬大輔ですけどね、まあこの中田 華寿子という人も、そして彼女が書いた『10万人に愛されるブランドを作る!』という本も、相当面白いですよ」と紹介…

ポジティブさとクリエイティビティ

今年も残すところあとわずか。 あまりに定番過ぎて書くのもちょっとはばかられるんですが、やっぱり「年をとると一年を早く感じる」ものなんでしょうか? なんか今年はとりわけあっという間だったような気がします。 実は、先週いっぱいで一応の仕事納めをさ…

読書メモ的なにか『詩羽のいる街』

お金という手段と手を切り、それに一切頼らずに生きていく人の話を読みました。 人と人、そしてその周囲にあるモノやコトをつなげていき、それに対する金銭以外のお礼で暮らしを成り立たせていく詩羽(しいはと読みます)という名の女性の物語です。 お金の…

エンタープライズ・ソーシャルの本質は価値創造基盤

先日、ループス・コミュニケーションズの斉藤さんに取材に伺ってきました。 取材は2時間にわたり、いろいろと話は盛り上がったのですが、紙媒体が中心ということもあり実際に記事になる部分はその中のごく一部になってしまうと思います。 (そして、想定され…

読書メモ 『スタートアップ!』 The Start-up of You

読んでる途中から「スカッと感」が相当高かったリード・ホフマンとベン・カスノーカの共著『スタートアップ! シリコンバレー流 成功する自己実現の秘訣』。 スタートアップ! シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣作者:リード・ホフマン,ベン・カスノーカ…

(読書メモ)岡村健右『ゲームの力が会社を変える -ゲーミフィケーションを仕事に活かす-』

先日、(株)ループス・コミュニケーションズのオフィスで「熱い対話」をさせていただいた岡村健右さんに、初の単著という『ゲームの力が会社を変える -ゲーミフィケーションを仕事に活かす-』を献本いただきました。 実は、私自身もちょうど「社内ソーシャ…

行動観察とモチベーション。貢献心と共感力。

Pachiをよく知っている方には「何をいまさら」なことなのですが、私、かなりのひねくれ者でございます。 そんなわけで、仕事に役立ちそうな本を読んだり選んだりするときも、タイトルに「ビジネスに役立つ!」とか「ビジネスマン必読!」なんて書かれていると…

インフォバーンさん主催のトークセッション『斉藤徹 × 佐藤尚之 × 小林弘人』に参加してきました

ロンドンに旅行に行ってたりしてしばらくエントリーを書けていなかったのですが、今日から復活します(と言っても、週1程度の更新ですが)。 先週の金曜日(12/2)、『斉藤 徹 × 佐藤尚之 × 小林弘人 インフォバーンセミナーVol.3 2012年の企業コミュケーシ…

酒井 穣さんの『これからの思考の教科書』を読んで

「即興演劇モデル」や「場(BA)」、「ソーシャルと利益のジレンマ」や「理論という相手の土俵」など、先日の小山龍介さんとの対談では、社内SNSの持つ本質的な価値の話だけにとどまらず、これからの社会や働き方を考える上で重要なさまざまなキーワードをい…

イケダハヤトさんの『フェイスブック 私たちの生き方とビジネスはこう変わる』を読んで

イケダハヤトさん に対して、私は「自分よりすごく若くて、すごく賢くて、すごく行動力のある人」という認識を持っています。 実際に会って話をしたのは4,5回だと思うけど、初めて会った1年ちょっと前のハヤトさんは「ソーシャルメディア・アナリスト」を職…

『スイッチ』入りました!

最近なんだか「読書感想ブログ」化している気もするけど…。 今回もまたインスピレーションを受けた本の話です。 『「変われない」を変える方法 スイッチ!』 チップ・ハース 著 / ダン・ハース 著 / 千葉敏生 訳 スイッチ! ──「変われない」を変える方法 (ハ…

コミュニティーへの貢献 - 『抜擢される人の人脈力』を読んで

昨年、"人脈、自信、自己開示--『人脈のできる人 人は誰のために「一肌ぬぐ」のか?』を読んで"というエントリーを書き、社内でも紹介したところ、「私もいわゆる"人脈本"は苦手で、好きじゃないんですが、岡島悦子さん の『抜擢される人の人脈力』という本も…

週刊ダイヤモンドの特集『2011年 フェイスブックの旅』を読んで

昨日(1/24)発売の週刊ダイヤモンド1/29号は『2011年 フェイスブックの旅 全世界で6億人がつながるネットワーク』というフェイスブックの特集号でした。 週刊ダイヤモンド 2011年1/29号 [雑誌]作者:ダイヤモンド社ダイヤモンド社Amazon 本の中の「ダイヤ…

人脈、自信、自己開示--『人脈のできる人 人は誰のために「一肌ぬぐ」のか?』を読んで

最近は週に一度くらい「"Collaboration Energizer"って、何する人なんですか?」って聞かれます。 「社内外でコラボレーションを活性化する人です」って答えていますが、「うーん。で、何をするんですか?」と重ねて聞かれることも…(無理もない!)。 活動はいろ…

『ツイッター社会進化論』(金 正則 著)を読んで

メインタイトル上に「1万人市場調査で読み解く」と付いているように、2010年7月に1万人を対象にして実施した調査をベースとして、ツイッターユーザーをさまざまな観点から分析した本、『ツイッター社会進化論』を読みました。 ツイッター社会進化論 (朝日新…

『マーケティング3.0』もいいけど…今、敢えて『グランズウェル』

『コトラーのマーケティング3.0』がバズっていますが、そんな中、『グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略』を読み返していました。 グランズウェル~ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)作者:シャーリーン…

佐藤 尚之氏の『明日の広告』 & 小霜 和也氏の『欲しいほしいホシイ』 - 広告・マーケティング関連の二冊

この3日ほどの間に広告・マーケティング関連で気になっていた本を続けて2冊読みました。 両方共おもしろい本でとてもためになるのですが、アプローチの仕方など対照的とまでは言わないもののいろいろな違いがあり、ちょっと自分の考えをまとめる意味でもブロ…

「低価格帯のB2Cタイプの製品・サービス」と「高価格帯のB2Bの製品・サービス」

最近ちょくちょく「企業Webサイトの存在感と相対的価値の低下」や「今後の企業Webサイトの方向性」について、社内外の人たちと会話してます(昨晩もそんな話をツマミに飲んでました)。 話していて感じるのは、低価格帯と高価格帯の製品やサービス、はたまた…

「いま、指名されるプロフェッショナルへ、 ~パーソナルブランディングと人前力~」に参加してきました

7/15修正: 後半の「ルール34」について、私の配慮不足な点があったため修正しました。 5/27に『人前で話すことが楽になる 人前力 33のルール』という本を出版された山本 秀行氏のセミナー「いま、指名されるプロフェッショナルへ、 ~パーソナルブランディン…

『キズナのマーケティング』 ―はじめに― に寄せて

トライバルメディアハウス 池田さんの『キズナのマーケティング』には「ソーシャルメディアマーケティングは魔法の杖ではない」というフレーズが何度となく出てきます。 キズナのマーケティング ソーシャルメディアが切り拓くマーケティング新時代 (アスキー…