Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

読書メモ『SDGsがひらくビジネス新時代』

竹下 隆一郎さんの書かれた『SDGsがひらくビジネス新時代』を読みました。 SDGsがひらくビジネス新時代 (ちくま新書) 作者:竹下隆一郎 筑摩書房 Amazon お名前はずいぶん昔から知っているし、オンラインでは文章も読んだことがあったと思うんだけど、ま…

Bespoke & Futures Design (on vimeo)

先週の土曜日(9月18日)、未来デザインフェスが開催されました。 ほぼ丸1日を使った学生向けのオンラインイベントだったのですが、最後のKeynoteセッションであるBespokeの「北欧のデザインとFutures Design」には100人近くの方たちにご参加いただき、デン…

WORK MILL #混ぜなきゃ危険 とふり返りのふり返り

5月からWORK MILLにエッセイを書かせてもらっています。 (なお、前に一度ブログでこのことを紹介したときは「コラムを書いています」と書いたんですが、「コラムかエッセイか、どちらだろう?」とちょっと考えてみたら、これはエッセイだなって思いました。…

9月10日夜開催「みんなの管感研究#2」 | おれという土管

このたび、「管感研究」というものの映えある「人間モルモット第2号」にご指名いただきましたww (なお、「管感研究」とは、「体験で練られた管(人間)」がどんなものかを、参加者からのあれやこれやの質問を通じて探求していくことだそうです。) おれが…

日本のビジネスパーソン向けSDGs最新動向 | 15分版偏りあり

「SDGsがエスディージーエスじゃなくてエスディージーズと読むことは知っているし、それが国連が決めた世界的な取り組みで、2030年までに達成しようという17の目標からなることも知っている。でもザッツオール。これ以上はよく知らない…。」 そんな平均的・…

がさつと立ちション

『がさつと立ちション』 -- なにこの嫌なタイトル? 不快なもの2つも並べちゃってヤな感じ!! って思いました? おれは思いました。 でも、ちょっと意外だったのは、組み合わせによっては不快なものも、1つよりむしろ2つある方が和らぐところあるのかも? とも感…

ぱちはらダイアログ31〜35

民主主義についてあれこれおしゃべりする放送「ぱちはらダイアログ」。31〜35回を振り返ってみます。 ぱちはらダイアログ vol.31「民主主義と気候危機」ゲスト:堀井祥子さん www.youtube.com 堀井さんはちょっと前にオンラインイベントでご一緒させていただ…

未来デザインフェス for スチューデンツ やるよっ! | 9月18日土曜午後

■ 学生 | 社会の不条理について考えたり行動したりできる<こちら側> ■ 社会人 | 社会の不条理をそれはそれとして受け入れて働く<あちら側> おれは60年代の学生運動を直接知っている世代ではないけれど、なんとなくその頃から、学生と社会人には上に書いたよ…

WORK MILLで書いていることの意味 | 八木橋パチの #混ぜなきゃ危険

5月から、オカムラの<「はたらく」の新しい価値を挽きだすWEBマガジン>WORK MILLにコラム 八木橋パチの #混ぜなきゃ危険 を連載させてもらっています。 きっかけは、10年以上書き続けてきたIBMのブログプラットフォームを突然廃止され、「どこかオフィシャル…

行き過ぎた資本主義のど真ん中から | biblion連載中

<読む・知る・変わる。人と社会をつなげる読み物メディア>biblione(ビブリオン)に、今年3月から『人が「良く生きる」ためのテクノロジーを | (行き過ぎた資本主義のど真ん中から)』というシリーズを連載しています。 そして先日、第6回の記事「ブロック…

ぱちはらダイアログ26〜30

こないだの5月30日(ごみゼロの日)に、民主主義についてあれこれおしゃべりする放送「ぱちはらダイアログ」は記念すべき30回を迎えました! 継続は力なり。きっと。 それでは26〜30回を振り返ってみます。 ■ 民主主義と地方議会 | ぱちはらダイアログ26(210…

ビッグイシューの『コロナ禍で考えた“民主主義”』で考えた

昨日までの7日間、ビッグイシュー406号の特集『コロナ禍で考えた“民主主義”』に掲載されている7つの寄稿を毎日1本取り上げるnoteを書いていました。 さっき、一通り自分が書いたものを読み返してみたんだけど…なかなか言いたいポイントが分かりにくいものも…

協調的幸福度モデルもやもや

Compath Dialogue BOOKを読んでいたら、こんな一文が目に飛び込んできた。 <協調的幸福度モデルが高い場合、自分を優先して他の人に迷惑をかけることは逆に幸福度を下げる可能性がある。> my.ebook5.net ちょうど昨夜参加していたオンライン勉強会のことが脳…

最近のソーシャルこんな感じ|EGMフォーラム(チョー久しぶり

今晩、チョー久しぶりにEGMフォーラムが開催されます。 今回のテーマは「最近のマイソーシャル」ということで、<<1人1枚チャートを用意せよ!!>>という宿題が出されたので作ってみました。 (なお、事実上コミュニティーとしての活動はほぼほぼ停止しています…

行き過ぎた資本主義のど真ん中から | biblion連載中

<読む・知る・変わる。人と社会をつなげる読み物メディア>biblione(ビブリオン)に、今年3月から『人が「良く生きる」ためのテクノロジーを | (行き過ぎた資本主義のど真ん中から)』というシリーズを連載(寄稿)させていただいています。 これまで、すで…

映画『僕が跳びはねる理由』とThe Reason We Need to Jump out

『僕が跳びはねる理由』(監督: ジェリー・ロスウェル)という映画を観てきました(コロナ後、初めての映画館でした)。 客席は1割も埋まっていなかったかな? 上映開始後2日目の土曜日でこの「入り」だったので、先行きはちょっと怪しいかも? 早めに観ておか…

『企業変革を牽引する新世代リーダー ダイナモ人を呼び起こせ』読書メモ

「大企業に残っている希少なダイナモ人の1人であるパチさんへ」という言葉と共に、著者(知識創造プリンシプルコンソーシアム)陣のお一人である荻原さんから献本いただきました。 照れくさいけど嬉しいな! …しかし、読み進めていくうちに段々と「いや、おれは…

ぱちはらダイアログ21〜25

2020年3月19日の第一回から今週で1年が経ちました。そして「ぱちはらダイアログ」はその間に25回の開催。(ちなみに26回目は3月25日(木)の夜21時からの予定です。文京区議会議員の海津敦子さんをゲストに「民主主義 x 地方議会」で。) それでは21〜25回を振…

『Weの市民革命』読書メモ

佐久間 裕美子さんの『Weの市民革命』をようやく読んだ。 数カ月前に書店で手に取り、いきなり冒頭にギル・スコット・ヘロンの『Revolution Will Not Be Televised』のことが書かれていて、なんとなく「ああ、この人とは気が合うかもしれない」と勝手に親近…

小売&ショッピングの未来とメンタルヘルスとウェルビーイング、そして旅行の未来

未来は微妙なニュアンスの中に、混沌と曖昧の中に漂って、灰色に包まれたグラデーションの分岐点「スレッショルド」に… 『The Beauty Of Thresholds.』を紹介するシリーズも最終回に。今回は「小売&ショッピング」「メンタルヘルスとウェルビーイング」「旅…

トゥルース・ウォーズの未来と仕事の未来

Threshold ≒ しきい値 ≒ 境目となる値。何かが変わる分岐点。そのギリギリのところ。 前回の『しきい値の美とテセウスの船とフューチャーズデザイン。』に続き、いよいよニックが『The Beauty Of Thresholds.』に書いたオープンな問いへ、ルースエンドへと分…

しきい値の美とテセウスの船とフューチャーズデザイン。

Threshold ≒ しきい値 ≒ 境目となる値。何かが変わる分岐点。そのギリギリのところ。人によって、最初に頭に浮かぶものがかなり違う言葉ではないだろうか。 ・ 水が氷に、あるいは水蒸気に変わっていくような、そんな物質変化や化学変化を頭に浮かべるヒト。…

2020年の10冊とビッグイシュー

そういえば、去年の読書まとめ的なブログ記事を書いていませんでした。85冊…少ない。やっぱり移動時間が減ったことがその理由ですね。 …と思ったら、2019年も91冊でした(<2019年の15冊と振り返り>)。なんだ。ほとんど変わっていない。ここ数年、少しずつ読…

ぱちはらダイアログ16〜20

ここんとこハイピッチで「ぱちはらダイアログ」やってたら、なんと年内にトータル20回に!「100回まではやろうぜ」なんて2人で言ってたんだけど、このペースで行くとあっという間に100回到達しそう!? 今回は16回から昨日の20回までを振り返ってみます。 ■ 民…

集団的実践としての未来 | 夢を真剣に受け止める

Bespokeのファウンダー、ニックが書いた『Taking Dreams Seriously: The Future As A Collective Exercise.』がとてもすばらしくて、みんなに読んでほしいと強く思いました。 フューチャーズ・デザイナーに。デンマーク文化を好きな人に。夢と未来を諦めたく…

雑談と対話(と多様性と民主主義)

半月ほど前、『民主主義は雑談に支えられている(冬のフォルケ総括その2)』にこんなことを書きました: 「行動は外部から見えやすいけど、そこに至るプロセスは行動だけでは見えない。」「相手と自分の『一線』がどこにあるのかを認識しあうには対話が必要。…

Bespokeのフューチャーズ・デザインが今こそ必要なわけ

今日から3カ月ぶりのFutures Design Workshopがスタートします。 気合いを入れなおすために、なぜ今Bespoke流の<Futures Design>が必要なのかを書き出してみました。 未来志向 現在の「市民・生活者」を中心に据え過ぎると、「未来の市民・生活者」が置いてきぼりにされてし</futures>…

民主主義は雑談に支えられている(冬のフォルケ総括その2)

11月の中旬、北海道のど真ん中にある東川町という人口8,000人強の町で、10数人の仲間たちと8日間一緒に過ごしてきました。 その期間の前後は、こちらのブログからちょっと離れてnoteにわしゃわしゃと書き綴っています。先日<北海道東川町のステキな人たち>と…

ぱちはらダイアログ11〜15

「民主主義」をメインテーマの1つに掲げて打ち合わせなしでトークする「ぱちはらダイアログ」も早いもので先日15回目を終えました。楽しいものは続くもんですなぁ。 第11回から「ゲストは女性」というシバリを取っ払いました。そして人数も2人になったり、ま…

アルゴリズム統治かDIYによる格差解消か | 先進テクノロジーが実現すべきビジネス(その3)

これまで2回にわたり、世界的なビジネスの潮流が社会課題の解決、とりわけ気候危機と経済的不平等解消へと向かっていくことを論じてきた。今回は、その中で重要な鍵を握るデジタルデータの占有と共有について考えてみる。 「DXだデジタル・ビジネスだと世間…