Collaboration Energizer | #混ぜなきゃ危険 | 八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザーとは、コラボレーションの場を作り、場のエネルギーを高め、何かが生みだされることを支援する人

コミュニケーション

堀潤さんに学ぶ『情報受信術』 - ジャーナリスト視点とアクティビスト視点

ちょっと時間が経ってしまったのですが、ジャーナリストでキャスターの堀潤さんのお話を、3~40人の少人数で3時間弱じっくりと聞ける『堀潤氏に学ぶ"情報受信術"』という勉強会に参加してきました。 ビジネスクリエーターズ: 堀潤氏に学ぶ『情報受信術』 「…

不採択論文その4: 最終回 - 企業ソーシャルへの提言と課題

不採択論文シリーズ最終回です。これまでの3回は以下からご覧いただけます。 pachi.hatenablog.com pachi.hatenablog.com pachi.hatenablog.com 企業ソーシャルへの提言と課題 ■ 提言と課題 企業ソーシャルを本質的な目的と効果から考えていくと、そこで社員…

不採択論文その3: エンゲージメントを高める施策と事例

不採択論文シリーズ第3弾です。その1とその2はこちらから: pachi.hatenablog.com pachi.hatenablog.com エンゲージメントを高める施策と事例 ■ ゲームニクス理論とゲーミフィケーション 前回説明したパーソナル・ソーシャル・ダッシュボード(PSD)の最大の…

不採択論文その2: 企業ソーシャル効果測定の考え方

前回の「不採択論文その1: 企業ソーシャルがもたらす効果と課題点」の続きです。 pachi.hatenablog.com 企業ソーシャル効果測定の考え方 ■ 高価値の情報発信とエンゲージメント 前回は、企業ソーシャルの特性と導入目的、効果測定、そして課題についての基本…

『異文化理解力』読書メモ: 日本と中国とアメリカとドイツ

問1:「生まれ育った国で人を判断するステレオタイプは、人間の個性を冒涜するものである」 問2:「日本は特別な国であり、日本人は特別な人種である」 仲間に借りた『異文化理解力 -- 相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養』という本を読んで…

アクティブ・リスニングと深いうなずき

より深い信頼関係をより早く構築するためのスキルと言われている「アクティブ・リスニング(積極的傾聴)」。 ビジネス研修などで取り上げられることも多いので、知っている人や聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。 実は私も、数年前にアクティブ…

『人前であがらない37の話し方』を読みました - 自分自身だけが絶対に変えられること

www.diamond.co.jp 「どうしたの、そんな本読んで。パチには必要ないでしょう?」 「そうかもね。でも、最近何度か続けて佐藤達郎さんって著者の方にお会いする機会があって、ちょうど新刊を出されたってことなので読んでみようと思って。」 『本番でアタマが…

『強いチームはオフィスを捨てる』を読みました - テレワークとメキシコの漁師

ものごとが広く受け入れらるようになるまでには、風穴をあけるような言葉や人が反論を巻き起こし、次に現れる中和的というか迎合的なところがあるものが受け入れられていくものなんだろうか。 それはひょっとしたら、最近パタリと耳にしなくなった「ノマド…

社内ソーシャルを支える仮説たち

社内ソーシャルとは哲学なのではないか。という仮説を立てています。 「社員は力を発揮できる機会を常に求めている」という原理原則の上で導入され運営されてこそ、本来の力を100パーセント発揮するものではないか。という仮説を立てています。 「社員は、…

社内プレゼン&ディスカッションのポイント

今日のブログは、ほぼ自分自身へ向けて書いたものです。 ちょっと見て「何を今さら」と思われた方は、クールに「ふっ」と笑ってスルーしてください。 【社内プレゼン&ディスカッションのポイント】 ■仲間になる! 『一緒に「よしっ、やった!」って喜びたいで…

みんな大好き電子メール!

ディスカッションが盛り上がらない時や、アイデア出しが活性化しない時…。 みなさんはどうしてます? 私がよく使う手は以下の2つです。 ■ダメな意見やアイデアを出す ■ムチャな言い切りをする 多くの人は、ダメなアイデアを前にすると、「このレベルよりは良…

私がアナログ人間だからかもしれませんけどね(笑)

「直接会って話さないと伝わらないものってあるじゃないですか。だから、インターネットとかソーシャルメディアを通じたコミュニケーションって、誤解が生まれがちですよね。 やっぱりネットじゃダメで直接会って語りあわないと。本当の相互理解はできないと…

コラボレーションと毛繕い

唐突ですが、皆さんは「コラボレーション」という言葉に「個」をイメージしますか? 「組織」をイメージしますか? 世間一般では自発的にコラボレーションが始まるケースが多いですが、企業や学校などの団体内においては、本人の意志にかかわらず「コラボレー…

社内ソーシャルのポリシーとガイド。またはカフェとノマドと社内ソーシャル。

■ カフェでパソコンを開いてお仕事ちう。ふと気が付けば… 私は基本的にバックオフィス業務を担当しているので、仕事での外出はさほど多いほうではありません。 とはいえ、「外的な刺激」を欲しがる性格ということもあって、チャンスがあって状況が許せばひょ…

与えるためのいいね! と 貰うためのいいね!

Facebookのいいね! には2種類あるってこと、ご存知ですか? (軸の取り方によって4種類にも8種類にもなるけど)一番大きな違いとして、与えるためのいいね! と 貰うためのいいね! があるんです。 与えるためのいいね! - 個人の発言や発信情報への「いいね…

社内ソーシャルは「デキる先輩の背中」が見える職場

毎日のようにたくさんの企業の方たちと「社内ソーシャル(エンタープライズ・ソーシャルウェア)」について会話させていただいています。 そんな中、ここ最近特にディスカッションが盛り上がるのが、「ワークスタイルとソーシャル」「グループウェアとソーシ…

お節介と親切、あるいはお世話と余計なお世話

あれですね、お酒もなしでまじめな顔で言ったり書いたりするのはちょっと恥ずかしいところもあるんですが、親切が行ったり来たりする世の中はいい世の中ですよね。でも、今あんまりそんな世の中ではない気がします。じゃあ、どうすればいいんだろう? なんて…

コミュニケーションと情報共有は切ったら切れる仲なのか?

ループスの斉藤さんの『企業内にソーシャルの仕組みを ~ エンタープライズ・ソーシャルネットワーク導入の要諦』というエントリーを読み「私もちょっと書きたいことがあるな」と思っていたら、仲間の大川さんが、『ループスさんも企業内ソーシャルに注目』…

HRカンファレンス 2011 Autumn(2日目)での酒井穣さんの言葉

「HRカンファレンス 2011 Autumn」という、名前の通りHR(human resources:人事)担当者向けのイベントに参加してきました。 先に誤解を招かないように言っておくと、私は人事部門に所属しているわけではありません(異動する予定があるわけでもない)。 でも、…

自分のコミュニケーション・スタイルを考えてみた

今回のエントリーはなんだかちょっと偉そうな感じになっちゃって、「自分をスピーチやプレゼンの名人とでも思っているのか!」と怒られそうです…。 でも、自分が「できている」というわけではなくて、「そうありたい」と心がけていることを書いていますので…

広義のEGMと狭義のEGM。あるいは対面しばりとオンラインしばり。

先日のエントリーで「広義のEGMと狭義のEGMについてはまた今度」と書いたので、早速今回取り上げてみようと思います。 事前にお断りしておきますが、今日のPachiはちょっと理屈っぽいかも(「いつもでしょ!」というツッコミは認めません)。 まずは、広義・狭…

コミュニケーションから産まれたモノ・コトを育てるには

「コミュニケーションが大切」 --こう言われて、「いや、そんなことはない」って思う人はいませんよね? もしいたら、多分、ここから先を読んでいただいても「何のことやらサッパリ?」だと思います。(「そうそう!」って思う人にも「サッパリ?」だったらゴメン…

気づきはどこからやってくる?

「気づきとは、もともと自分の中に持っていたものが、何かのきっかけでスパークして表出するもの。」 定義として正しいかどうかは分かりませんが、以前から自分の中ではそのように考えていました。 一昨日とある勉強会に参加していたのですが、「Future Inno…

暗闇が伝えてくれたもの:「DIALOG IN THE DARK」

昨日は、とても貴重な体験をしてきました。 でも、言葉にするのが、そしておそらく映像にするのも、とっても難しいタイプのものです。 私の力ではその貴重さやすごさをきちんと伝えられないなとは思うのですが、それでも「どうしても伝えたい」と思わずには…

公と私のあり方 - インテグリティーとソーシャル・メディア

先週は、珍しく社外の方向けのセッションやプチコンをする機会の多い、ちょっと珍しい週でした。 あ、プチコンは「プチ・コンサルティング」の略です。 いつも、こうしたセッションをさせていただいて感じるのが、「誰よりも1番勉強させてもらってるのは自分…

iPhoneとソーシャル、あるいはAppleのお姉さんとついったらー

iPhone4を入手して一週間経ちました。ようやく慣れてきたかな? と、ここでiPhoneについて語るほどの知識も思い入れもあるわけじゃないんですが、ちょっとソーシャルメディアに関連して思うところがあったので一度書いておきたくなりました。 まず、「iPhone4…

『キズナのマーケティング』 ―ソーシャルメディアは敵なのか? 味方なのか?― そしてそもそも「メディア」でいいの?

皆さんは「ソーシャル・メディア」って言葉に違和感を感じたこと、ないですか? 実は、私はつい最近まで「ソーシャル・メディア」と書くことに、少々戸惑いを感じていました。 「メディア」という言葉に対してどうしても「情報を(一方的に)伝えるための場所や…